新型コロナ検査に『プール方式』導入を
おはようございます!
今日は12月11日発行シルバー新報②面
〜新型コロナ検査に『プール方式』導入を〜
についてです。
【今回の記事のまとめ】
☑️千葉県船橋市の松戸市長は、高齢者や障害者の入所施設の従事者に定期的なPCR検査を行うため、複数の検体をまとめて検査する『プール方式』を公費でできるよう、田村厚生労働相に要望書を提出した。
☑️4人分をまとめて検査する『プール方式』を採用すれば、検査を圧縮することができ、保健所の負担も軽減することができる。
以上のまとめを踏まえて私見です↓
現在、介護職の新型コロナウイルスのPCR検査の実施方法は、感染が疑われた利用者さん、あるいは従事者がいれば、即PCR検査の実施、その人が陽性となれば、全ての利用者さん、従事者がPCR検査を実施します。
(上から物言うようですが)この方法は、クラスター対策として上手く機能していると思います。
陽性者がでた場合、その施設に関係した全員を個別に検査対象とすることで、とるべき対策の方向性、事業再開の目処を正確に決めることができます。
身近に陽性者が出てきた大阪では、このルールはしばらく続けるべきだと思います。
では、今回の『プール方式』はどうでしょう。
『プール方式』は検査数を圧縮することで費用や負担を減らすことはできますが、どの利用者さん、どの従業員が陽性だったか特定することはできません。
このやり方は、陽性者がいない事業所を対象に定期的に検査する“スクリーニング’’のやり方です。
感染拡大しているこの時期に公費でやる必要があるのかな?と思います。
以前の投稿で書きましたが、東京都千代田区は今年の8月に介護施設の全職員を対象にPCR検査を実施しました。
この時に『プール方式』を公費でやる、ならわかります。
感染者数が少なく、保健所に余力があれば“スクリーニング”検査をしてもいいですが、いまはその時期ではありません。
公費は限りがあり、介護業界だけのものでもありません。
『プール方式』は便利な方法だとは思いますが、仮にいま住んでいる市長が公費として認めるよう厚生労働省に要望書を出すと言われたら、その市長にはもう投票しないように思います。
では、いってらっしゃい!
#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報
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