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『デジタルケアマネジメント』の活用について

おはようございます!

今日は12月18日発行シルバー新報⑥面
〜パナソニック、『デジタルケアマネジメント』実証〜

についてです。

【今回の記事のまとめ】

☑️パナソニックはケアマネジメントAIの構築に向けて、IoTを活用して在宅介護を支える『デジタルケアマネジメント』の第2期実証を品川区で開始した。
☑️デジタルケアマネジメントは、デジタル機器を使って『ケアプラン作成機能』と『IoTモニタリング機能』が搭載され、今後もデータを蓄積し続け、質の向上、利用価値を高めていく方針である。


以上のまとめを踏まえて私見です↓


今回はICTの内容です。

デジタル機器を使ったモニタリングやAIを使ったケアプラン作成はこれまでも何度も記事にあった通りで、『ついにパナソニックさんも』という感じでしょうか。

しかも第2期の実証ということで、商品として開発が進んでいるのかなと思います。

待ち遠しい。

カメラや電化製品などのIoTを活用したモニタリング、AIを使ったケアプラン作成はもうミデンの投稿を読んでもらえば、珍しい話ではないですよね。(調子に乗るなよミデン)

ICTを活用した『あったらいいな』は、パナソニックさんや他の業者さんが全力で作ってもらえるので、お任せして。
僕たちはその方向性や使い方を考えないといけないと思います。

カメラを使ったモニタリングではプライバシーに関わるためルールや条件が必要ですし、AIを使ったケアプランの作成も雛形であるべきで、必要なのはニーズに合わせる知識と技術です。

そして、今回の『デジタルケアマネジメント』のIoTモニタリング機能についても気をつけないといけないことがあります。


それは『誰がモニタリングするか、異常時の通知を受け取るか』です。


ケアマネジャーがすれば、みんなから有難がられ、満足度の高い支援体制になるでしょう。

でもその負担は計り知れません。
目が離せなくなり、昼も夜も土日も年末年始もなくなるかも知れません。

後見人以上の役割ですよね。
ケアマネジャーではなく、まるで『ライフマネジャー』です。

『ライフマネジャー』が悪い訳ではありませんが、それに見合う報酬はなく、そこまで求められていないはずです。

IoTモニタリング機能を常時活用するのであれば、基本はご家族様の対応だと思います。(例外はありますが)

常時ケアマネに求めるのであれば、『IoTモニタリング加算』や『デジタルケアマネジメント加算』を付けて欲しいと思います。

昔、ケアマネの加算に認知症加算や独居加算ってありましたよね。
いまは基本報酬に組み込まれましたが、ケアマネジャーの役割を拡大するのであれば、それに見合う報酬、加算が必要だと思います。

理想の機能があっても、その理想を実現させる環境がないと意味がないですよね。
技術の進歩とそれを扱う業種の適切な評価は、セットで考えていくべきだと思います。



では、いってらっしゃい!



#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報

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