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コロナ離職の低さは事業所の努力というより現場の努力

おはようございます!


今日は2月19日発行シルバー新報①面
〜『コロナ離職なし』6割超〜


についてです。


【今回の記事のまとめ】


☑️介護労働安定センターは8日、2020年度介護労働実態調査の中間報告を行った。コロナの影響による離職者がいなかった事業所は63.5%に達していることがわかった。
☑️この背景について、事業所のさまざまなコロナ対策の取り組みが、働く人たちの不安を解消している事業所の努力がみえる。


以上のまとめを踏まえて私見です。


今回は新型コロナによる離職率についてです。


コロナ離職がない事業所が6割というのがいい数字なのかはわかりませんが、批判を恐れずに言うと、離職率の低さは”事業所の努力”というより、”個人の努力、責任感の強さ”が大きいと思います。


記事では、離職率の低さを“事業所の努力”がみえると伝えていますが、果たしてそうでしょうか。


介護職員のコロナ禍の自粛などに対する意識は強く、毎日感染するリスク、感染させてしまうリスクと隣り合わせで仕事しています。


介護職の社会的制約やコロナによる緊張感は医療現場と同じだと言っていいでしょう。
みんな根強く、自粛に徹しています。



手洗いやアルコール消毒の頻度も高く、手は荒れ、防護服も不十分な環境で働いています。


また、コロナに伴う業務も増えています。


全館の設備の消毒や体温測定、濃厚接触者にならないためのフェイスシールドやマスク装着の徹底、普段は外部に委託していた物品の整備や管理などを自社で行うなど、業務の追加は多岐にわたります。


それでも僕の周りではコロナを理由に退職した人や組織を知りません。


大阪のある病院のように大量の看護師さんが離職したりしません。


コロナの影響によるシフトの調整や安心できる職場環境を整えるなど、事業所努力はあると思います。


でもそれを実現させているのはサービス提供責任者であり、社員です。


負担のかかる仕事を引き受け、登録ヘルパーさんを守っているからだと思います。


コロナによる離職率の低さは“事業所の努力“ではなく、“現場の努力”と言った方がいいんじゃないでしょうか。



第4波はどうなるのか。



ワクチン接種はどうなるのか。




“現場の努力“で今まで乗り越えてきたことをもっと評価して欲しいなと思います。




では、いってらっしゃい!



#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報

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