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訪問介護の看取り 2時間ルール撤廃について

おはようございます!

今日は【11月20日発行シルバー新報2面-訪問介護の看取り 2時間ルール撤廃-】についてです。

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↓今回の記事のまとめ↓
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☑️厚生労働省は来年度の報酬改定に向けた議論の中で、訪問介護の看取り期における2時間ルールを緩和する方針を示した。
☑️現行では、サービス提供の終了時間から2時間未満の間隔で次の訪問介護が提供された場合、合算して算定していたが、看取りの利用者への訪問の場合は別々で算定することを認めることを検討した。

以上のまとめを踏まえて私見です↓


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▽訪問介護の看取り 2時間ルール撤廃について
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今回の記事は訪問介護の『2時間ルール』の緩和が議論された内容の記事です。

『2時間ルール』があることは決して悪いことではありません。
サービスの質やプランの方向性を一定に保つ上で重要なルールだと僕は思います。

2時間の間、サービスなしで生活できないのであれば、『在宅は無理だ』と言っているのと同じようなものなので、根本的なプランの見直しが必要だということになります。

このルールがなければ支援がおかしな方向に行きかねないので、基本のルールは残すべきです。

ただし、看取りの場合は別です。

『最期は家で過ごしたい。』という希望に対応するため、2時間の間隔をどうしても空けれないことがあるからです。

そんなきめ細かなサービス提供を適切に評価するためには、合算ではなく、別々に算定するべきです。

なので、看取りの場合『2時間ルール』を緩和する、という方針は大賛成です。


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看取り期の寛容さ
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介護保険制度は、看取り期において、比較的寛容な方針を示してくれています。

看取り期では、サービス担当者会議の開催を簡易的に済ませることを認めていますが、特別な状況で例外的に対応することを容認しています。

来年度の介護報酬改定に向けた他の議論でも、訪問介護の看取り加算の増設や今回の『2時間ルール』の緩和など、現場に沿った制度設計が議論されています。

在宅の支援を行うにあたって、安心して自宅で最期を過ごせるかどうか、というのは一番大事なことです。

最期はちょっと厳しくなるんです…では一貫した支援になりませんよね。

今回の『2時間ルール撤廃』の議論内容は、是非、介護報酬改定の内容に加えて欲しいと思います。


では、いってらっしゃい!



#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報

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