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新型コロナ“陽性者“のサービスを断れるかについて

おはようございます!

今日は2月12日発行シルバー新報②面
〜自宅療養要介護者に訪問系事業者対応を〜

についてです。

【今回の記事のまとめ】

☑️厚労省は、病床ひっ迫時に在宅の要介護者が感染し、自宅療養する際の介護サービス事業者の対応の留意点について、2月5日に事務連絡した。
☑️やむを得ず自宅療養になる場合も想定されることについて、その場合は、ケアマネジャーと地域包括支援センターが保健所と相談し、訪問系サービスの必要性も検討することを求めている。
☑️訪問介護サービスの時間は可能な限り短くし、手洗いやマスク、エプロンの徹底、利用者に直接介助する場合は、サージカルマスク、目の防護具、長袖ガウン、手袋の着用を求めている。
☑️療養上の観点から、看護師の同行訪問を想定し、同行した看護師への謝金は様々な支援事業の活用が可能である。


以上のまとめを踏まえて私見です↓


今回は新型コロナに対する厚生労働省の事務連絡についてです。

新型コロナウイルス陽性者が出た場合の対応などは

①ご本人が陽性だった場合→即入院(要介護者は急変のリスクがたかいため)
②周囲に陽性者が出た場合、あるいはご本人が濃厚接触者の場合→検査結果が出るまではサービス利用停止
③陰性であれば通常のサービス再開

PCR検査ではなく、抗原検査の普及により、②の検査結果を待つ時間は大幅に短縮されました。

抗原検査の感度(陽性なのに陰性と出てしまうこと)について指摘する人もいるかも知れませんが、研究者が指摘するのであればわかりますが、現場の看護師や介護者が指摘するのはどうかと思います。


つべこべ言わずに、この①②③を信じて回すのがいいように思います。



しかし、医療体制がひっ迫すると①ができなくなります。


そこで、今回の事務連絡です。


要介護者の陽性者でも入院できなかった場合の”例外”として、訪問系サービスの対応の仕方について示されました。


基本的には保健所と相談しながら対応し、防護具の配布、必要であれば看護師の同行の下、サービス提供となります。


そもそも看護師の同行が必要であれば、看護師がサービス提供したらいいような気はしますが、まぁその辺は現場の判断でいいのかなと思います。





ここで大事なのは、新型コロナを理由にサービスを断ってもいいのかどうかです。





病院は新型コロナの受け入れをどうするかその病院が判断できるんですよね。

新型コロナは受け入れできませんって言ってもサービス提供拒否にはなりません。


でも厚生労働省の言い方として、介護サービスは新型コロナを理由に断れないような感じがよくないなと思います。


『うちの事業所は高齢のヘルパーさんばっかりなので新型コロナの人には入れません。』


これが通用するか、言ってもいい雰囲気なのかどうかが大事だと思います。

もし簡単に断れないのであれば、事業所の負担はかなり大きいように思います。


断れる雰囲気かどうかは、市町村や地域包括支援センターの“姿勢”だと思いますが、僕の理想としては、厚生労働省が各市町村に『感染対策、サービス派遣チーム』を事前に作っておくべきだったんじゃないかと思います。


そうすれば、陽性者→即派遣チームで調整のタイムラグや事業所の負担だってないですよね。




国がやることって最近は後手後手が多すぎる。




では、いってらっしゃい!





#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報

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