加算を取れば手間が増える矛盾
おはようございます!
今日は【9月18日発行シルバー新報1面-自立支援・重度化防止、低調な加算算定率、大幅見直し必至-】についてです。
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↓今回の記事のまとめ↓
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☑️厚労省介護給付費分科会が14日に『自立支援、重度化防止の推進』を巡る議論が交わされた。
☑️前回2018年度の報酬改訂で新設された加算などはどれも惨憺たる算定率の低さ。厚労省も大幅な見直しは避けられないという認識を示した。
以上のまとめを踏まえて私見です↓
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▽加算を取れば手間が増える矛盾
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今日は介護給付費の見直し(特に加算)に関する記事についてです。
記事では自立支援、重度化防止に関する加算がほとんど算定されず、大幅に見直しを迫れているという内容が書かれています。
加算とはそれぞれの事業が人員基準を満たしたり、実績をあげた業務について請求できる権利のことです。
しかし、この権利は、一度使い報酬を得ると取り返しが付きません。
実地指導の時に『条件が漏れてました』となった時、何年分の報酬を遡って返還しなければならないというリスクが大きすぎるように思います。
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システムで取れない加算は今後流行らない
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介護現場は今後も多忙な業務を強いられると思います。
例え、テクノロジーが浸透したとしても、一人あたりが担当する高齢者の数は減りません。
例え、パソコンと向き合う時間が短くなったとしても他の仕事や業務が回ってくることでしょう。
そんな中で加算というサブ的で、しかもリスクも伴う報酬を狙う企業がどれほどあるでしょうか。
文書を作ったけど郵送し忘れた。
郵送したけど記録を残してなかった。
記録したけど表現が不十分だった。
どれだけ努力しても人間がやることなので何年もやれば何度かはミスります。
Q&Aや説明が乏しく、算定条件を取り違える時もあります。
『このシステムを使えば、文書作成、メール送信、送信歴の保管、不足ない記録ができる』
くらい安全で効率的なものじゃないと漏れがないかチェックのチェックをしたり、手間が増え続けるだけで、加算を狙いにいけません。
本来加算は利用者さんの支援を強化できていることを評価されるもので、手間をとれば報酬がもらえるようなものではないと思います。
現場の苦労と不安を抑え、支援がもっと良くなる設計にして欲しいと思います。
では、いってらっしゃい!
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