『福祉有償運送』の活用法について
おはようございます!
今日は1月9日発行シルバー新報⑥面
〜10分390円で移送サービス〜
についてです。
【今回の記事のまとめ】
☑️京都市にある城南ホームでは、高齢者の日常を支援する外出支援サービス(福祉有償運送)を2018年から開始し、好評を得ている。
☑️城南ホームでは、デイサービスの空き時間を利用し、法人の利用者でなくても要介護者、要支援者であれば利用することができる。価格は『10分乗って390円(サンキュー)』と覚えてもらいやすい設定にしている。
以上のまとめを踏まえて私見です↓
今回は福祉有償運送についてです。
福祉有償運送とは、大阪市ホームページでは、『公共交通機関を利用できない高齢者や障がい者の方に特定非営利法人などが営利とは認められない範囲の料金(概ね通常の1/2)で白ナンバーの車両で行う個別輸送サービス』のことです。
僕には縁がなかったサービスですが、うまく活用すればもっと使えるサービスになりそうだと思いました。
この城南ホームさんでは、利用者さんに事前に登録してもらい、電話かメールで予約すると自宅まで迎えに来てくれるサービスとなっています。
登録制なので、リピーターを獲得しながら運営していくのかなと思いますが、利用する目的は通院が一番多いようです。
通院の場合の話になりますが、受診日が病院やクリニックで決まった時にオンラインでこの福祉有償運送の予約も確定できたらいいのになと思います。
例えば…
医師が使う外来予約のパソコンのソフトと福祉有償運送のオンライン予約が連携していれば、医師の予約ボタンひとつで運送サービスの依頼ができます。
あるいは、医療従事者や介護者で使っている医療・介護専用のSNSと医師の外来予約のシステムが連携し、通院日のお知らせを流し、そのSNSに運送サービスが登録できれば、即依頼ができますよね。
運送サービスの事業所が介護専用のSNSなどで個人情報の管理や情報共有するのが問題になりそうですが、そもそも福祉有償運送は運輸支局に登録申請が必要なため、闇営業ができない仕組みになっているので、フォーマルなサービスと言えます。(営利目的を禁止しているのもポイント)
こういう介護保険制度以外の社会資源を上手く巻き込むことが地域包括ケアシステムの実現に繋がると思います。
そして、営利目的ではなく、デイサービスの空き時間に、車を出す職員さんに感謝したいと思います。
では、いってらっしゃい!
#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報
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