認知症ケアに必要なのは『薬より生活支援』
おはようございます!
今日は12月18日発行シルバー新報⑥面
〜正しい認知症ケア『薬より生活支援を』〜
についてです。
【今回の記事のまとめ】
☑️シルバー新報とバリアフリー展が共同で主催するオンラインセミナーで、在宅医療の専門医の長尾和宏氏が『間違いだらけの認知症在宅ケア』をテーマに講演した。
☑️抗認知症薬の増量により、興奮が強くなったり、歩行、嚥下が難しくなるなどの副作用がでて、かえって介護が困難になる場合がある。
☑️認知症には薬ではなく、人が人らしく生きていくこと、好きなものを食べたり、行きたいところに行く、そんな普通の生活を続ける支援こそが重要だと強調した。
以上のまとめを踏まえて私見です↓
今回は在宅医療専門医の長尾先生によるオンラインセミナーの内容についてです。
長尾先生の講演の内容は、認知症の医学的な治療というよりも、認知症の方を支援する体制が大事だと伝えています。
『自然に任せる選択肢、尊重される社会に』
と記事の見出しにも書かれていました。
認知症の支援って難しいですよね。
認知症の方に、“自然に任せる“ってなかなかできないことだと思います。
認知症を悪化させてしまう要因をまとめてみると…
・怒る
・責める
・否定し、自尊心を傷つける
etc
すぐにしてしまいそうなこの行動ですが、これらは“自然に任せる“の反対の行動です。
これをせずに、尊重しましょう!と先生は伝えています。
24時間介護が必要なご家族様に、常に尊重しましょう!というのは酷な話です。
だからこそ、尊重される“社会“が必要なのかなと思います。
・ご家族様への支援
・本人の意思を尊重できる環境の整備
・認知症に対する知識、技術の周知
が必要です。
認知症はまだまだ治療できる病気ではなく、悪化を防止する病気です。
手間もかかれば、きめ細やかな知識、技術が必要な病気です。
長尾先生は医師ですが、内服薬で誤魔化すのではなく、正面から支援体制の重要性を伝えてくれています。
そんな先生はなかなかいません。
『薬より生活支援を』
正直、感動しました。
先生が言うように“認知症の方を見守る“
そんな医療、社会であって欲しいですよね!
では、いってらっしゃい!
#介護 #ケアマネ #在宅 #コラム #シルバー新報
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