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宇宙が実在しないことが当然となる時代がやってくる!?


パラダイムシフトが必要な時代

こんにちは、美談年民です。

地球は動かず天が回っていると考えられていた天動説の時代から、地球が動くから天が回ると唱えた地動説の時代に移ったことで人間の理性が爆発し、科学技術を中心とした文化文明が大きく発展しました。

このように、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをパラダイムシフトと言います。
参考:wikipedia パラダイムシフト

歴史のターニングポイントには大なり小なりこのパラダイムシフトがあり、大きなパラダイムの変化であればあるほど時代社会に大きなインパクトを引き起こしています。


現代は5大危機に代表されるように、先が見えない限界を抱えており、今までの延長線上では希望が見えません。

【5大危機】
1. 気候変動による環境破壊の危機
2. SDGsを掲げるも進展がみえない持続不可能な危機
3. AI活用による尊厳破壊の危機
4. 貧富格差による共同体破壊の危機
5. 人間関係が築けないことによる少子高齢化の危機

引用:Dignity2.0 国際カンファレンス HP

上記はあくまで5つの代表的な社会問題であり、他にもうつ・自殺など心の問題、いじめ・離婚・孤独など人間関係の問題、戦争紛争など歴史的宗教的な要素が絡む問題など、数え上げればきりがないほどの問題があります。

それぞれが複雑に絡み合い大きく広く膨れ上がった各々の問題は部分的なアプローチでは解決できません

バラバラに見えるすべての問題を生み出す根幹の原因(大前提)をひっくり返すアプローチが必要です。

天動説から地動説へとパラダイムが変わり農業文明のあらゆる限界を科学技術・物質文明が大きく突破したように、物質文明の限界を精神文明へと進化させる大きなパラダイム変化を起こすことであらゆる分野が爆発的に解決していきます。


人間と人間の宇宙は実在しない!?

それでは、物質文明の限界を越えて人間の尊厳性と可能性を拓く精神文明をつくりだす人間の新しいパラダイム(大前提)とは一体どんなものでしょう?

令和哲学者のNoh Jesuさんは「人間と人間の宇宙は実在しない」ことが当然化された時に人間の尊厳性と可能性が大きく拓くと言われています。


宇宙がない!?


突然の発言にびっくりされた方もいるかもしれませんね。

ですが、このくらいインパクトがあるパラダイムシフトが起きないと現代の限界すべてをひっくり返すような大革命は起こりません。

認識技術は、宇宙がないという有の世界の真実を語り、宇宙が無ければ何が実在するのかという無の世界の真実を語り、無の世界から有の世界がどのように生まれるのかという無から有の真実を語る未来技術です。

認識技術を学ぶことで、宇宙が有る「有のパラダイム」から宇宙が無い「無のパラダイム」へのパラダイムシフトが起こり、人類は人間の尊厳性と可能性を拓く精神文明を創建できるようになります。


実はすでに世間で囁かれている「宇宙は実在しない」という概念

とはいえ、宇宙がないなんてにわかには信じられない方も多いと思います。
認識技術はもちろんこのことを語っていますが、実は世間でも宇宙がないという事実がちらほら論じられています。

まずはSpaceX、テスラのCEOで世界的に有名な実業家であるイーロン・マスク氏です。
マスク氏は、2016年6月に開催されたカンファレンスで「この世界はコンピュータのシミュレーション(仮想空間)である」と語っています。

2016年6月に開催されたカンファレンスでマスク氏は、「私たちが住んでいる社会が基底現実である可能性は、ほとんどないと思います」と話し、その理由を語っています。
マスク氏いわく、我々が住んでいるこの世界は、コンピューターゲーム上で再現されている仮想の世界のようなもの。

引用:イーロン・マスク氏が「人類はコンピューター・シミュレーションの中で生きている」と考えるわけとは?(2016年8月16日)


また、アメリカの大手投資銀行であるバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチが2016年9月に投資家向けに配ったリポートでも世界は仮想現実であると書かれています。

「われわれの住む世界は、(映画)マトリックスのようなヴァーチャル・リアリティー(仮想現実)で、われわれが経験することの全てはコンピューターによるシミュレーションであるという確率は20%から50%である」

引用:産経新聞NEWS AIどころか…あの投資銀行「人類は映画マトリックス級VR仮想世界に住んでる…確率50%」驚愕リポート、嘘か真実か欧米騒然(2017年11月10日)


以上のように、宇宙が実在ではないことが現代の有識者たちの間でも話題にされています。


また、この考えに大きな影響を与えている分野が量子力学ですが、2022年のノーベル物理学賞を取った量子もつれの話は人間が観察・観測するまで存在の本性は決定していないことを証明しています。

東京新聞 Tokyo Web
ノーベル物理学賞「量子もつれ」とはアインシュタインが「不気味」奇妙な性質がもたらす未来(2022年10月23日)

この半世紀における最も衝撃的な発見の1つは,私たちの住む世界が局所的かつ実在的であるという,これまで当然とされていた前提が覆ったことである。ここでいう「実在」とは,物体が観測とは無関係に確定した性質を持つ,という意味だ。一方「局所的」とは,物体は周囲の環境からしか影響を受けないし,その影響が光より速く伝わることはない,ということを意味する。ところが量子物理学の最前線の研究は,この2つの性質が両立することはありえないことを明らかにした。

(中略)

米IBMのチャールズ・ベネットは,「クラウザーの実験をはじめとする一連の実験は,これが単なる哲学ではなく,現実であることを明らかにした」と指摘する。

引用:日経サイエンス 2023年12月号
「特集:量子もつれは何を語るか 世界は局所的かつ実在的,ではない」

今までは、 存在があることを大前提として、その存在がどう動くかを取り扱う物理学・数学を発展させてきましたが、その大前提が覆ってしまいます。

しかしながら、これらの話は量子力学で扱う分野、すなわちミクロの世界だけで成り立つ話だとも言われてきました。
そこに関してはNTTがミクロの世界だけではなく、私たちが生きている巨視的スケールでも同じことが言えると実証しています。

日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦博夫、以下 NTT)は、米国イリノイ大学と共同で、超伝導磁束量子ビットを用いることによって超伝導電流における実在性の破れの実証に成功しました。
 観測されたものは観測する前から存在しているという性質は実在性と呼ばれ、日常見る巨視的世界では常識と考えられています。一方で電子一個の振る舞いのように量子力学で記述される微視的世界では観測によって初めてその状態が定まり、観測以前にその状態が実在していたとは言えない非実在性が現れます。巨視的世界も量子力学に従っているのであれば非実在性が現れると考えられます。巨視的世界でも非実在性が現れるのかそれとも量子力学に適用限界があり巨視的世界では非実在性が現れないのかという問題(巨視的実在性問題)は量子力学の黎明期からある未解決問題の一つでした。
今回、NTT物性科学基礎研究所は、アルミニウム超伝導回路から成る超伝導磁束量子ビットにおいて実在性の破れの検証実験を行い、実験誤差標準偏差の84倍の精度で超伝導磁束量子ビットの電流状態の非実在性を実証しました。これによって量子力学が微視的なスケールのみならず電流状態という巨視的なスケールまで適用できることを明らかにしました。

引用:日本電信電話株式会社ホームページ「超電導磁束量子ビットを用いた巨視的実在性問題の実験的検証に成功」(2016年11月4日)


このように量子力学の分野では宇宙が実在しないことをすでに立証しています。
実験の結果で言えば、ミクロの世界だけの話ではなく、単なる学問の話でなく、今ここ宇宙が実在しないこと、すなわち私たち存在も実在しないことを科学も証明しているのです。

しかし、私たちの今までの当然・常識がその事実を受け入れられない為、学問と現実がリンクせず何となくうやむやにされているのが現状です。


無のパラダイムが人間の可能性を拓く!

この記事で初めて宇宙がないという話を聞いた方はびっくりしたかもしれませんが、以上のように宇宙がないことが真実であるという要素が至る所で囁かれています。

当然でないことを受け入れるのには勇気が必要です。
どんなにそうだとわかっても何か見落としてるんじゃないかと疑う心も出てきます。

ですが、未知の分野に踏み込むことで人間の可能性は拓いていきます。

夜に活動するなんてできないと信じていた人類が電球を発明してライフスタイルを変化させたこと、飛ぶなんてありえないと信じていた人類が飛行機を発明して空の移動手段を得たこと。

当然でないことを当然とする、不可能を可能にしてきた挑戦心が人間の未来を拓いてきました。

人間と人間の宇宙は実在しない。

この真実を人類が受け入れた時に、あらゆる心の問題、人間関係の問題、教育・経済・政治に代表される社会全体の問題、地球環境・AI・SDGs・貧富格差・戦争紛争といった世界全体の問題は自然と解決されていきます。

無の時代はすぐそこまで来ています。

世界が驚く人類のパラダイム変化を起こすのは私たちの勇気です。
人間の尊厳が拓く歴史最高のパラダイムシフトを共に起こしていきましょう!

美談年民


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