見出し画像

コンサルジュニア完全パフォームマニュアル

割引あり

お疲れ様です、中堅です。

0.はじめに

本noteは「コンサルファームに入ったけれども、パフォームできなくて死にそう」「なんならクビになるかも」「不安で死にそう」「というかむしろ死にたい」という全てのジュニア勢に向けて書きました。

本noteは、徹頭徹尾、粉骨砕身、「ダメな人」を理解し、「どうしてダメなのか」「どうやれば”ダメ”から抜け出せるのか」を書きつくしています。

この手の本って、巷にありそうで、全然ないです。

理由は単純明快で「本を書くような”ご立派”なコンサルは、そんなに絶望的にダメだったことがない」「たとえ"ダメ"といっても、水準が高すぎて普通の人の"ダメ"じゃない」に尽きます。

どうしても理解できない方は、東洋経済かNewspicksでATカーニーの関灘茂さんの若かりしころの日々の記事を読んでみてください。面白おかしく「ダメ」エピソードが語られていますが、マジで人間の努力水準じゃないです。(そもそも新卒でカーニー入ってるし…)

ではなぜ、私には書けるのでしょうか。

これも、理由は超簡単で、私はかつて「誰しもがビビるほど、本当に”ダメ”だったから」です。

どれくらいダメだったかというと、それはもう筆舌尽くしがたいほどダメで、恥ずかしくて書けないレベルです。

が、本編で書いている「ダメ事例」の全てを、私はやりつくしてきました。

コンサルライフは、地雷や落とし穴だらけの野戦場にたとえられますが(嘘)、かつてそこに無防備に駆け込んだ私は、地雷という地雷を踏みぬき、落とし穴という落とし穴に、きれーに、全部ハマりました。

でもなんとか、命からがら、というか何度か死にながら、何とかサバイブしてきて、今は、本邦大手企業の海外進出や新規事業検討、既存事業立て直し系の案件を、複数チームを率いてバリバリこなしています。

ハッキリいって、超楽しいです。
充実してます。
毎日が新しい発見や学び、Try&Errorの繰り返しで、そうやって自分やチーム、クライアントが前に進んでいる感じがしてめちゃくちゃ楽しいです。

ただ、そうした中で、やはり直面するのが、「人」の問題です。

誰しもがそんなに優秀なわけではないし、勘違いしていたり、マインドが間違っている人はたくさんいます。

こうした「うまくいかない人たち」の中には、本当に「コンサルファームに入るまでがコンサルで、あとは全力でフリーライド」みたいな人もいますが、幸いにも超例外で、ほとんどが、本人たちは無自覚に、悪気なく勘違いしていたり、マインドが間違っています。

昔だったら、そういう人たちには、次の日の朝日が昇るまで説教…じゃなくて一緒に考えたり、資料を徹夜で仕上げるのを横で見せたり、できるようになる=自分で問題を克服するまで無尽蔵に働いてもらったりして、それでもダメなら、早々に降格か、退職勧告になって、少なくともそこで「ヤバい」と気づいて死ぬ気で這い上がるか、心機一転で次の人生を歩んでもらったわけです。

今ではなかなかやりにくくなりました。

残業規制とか、パワハラの言葉狩りとかで、いろいろ面倒なので、先輩方は以前にもまして「いいや、俺が引き取ろう」と判断することが多くなりましたし、コンサルの質がある程度悪くても許容したり、過剰労働を期待しない向きのクライアントも多くなってきました。

こうした風潮の変化の結果、「歴の割にはパフォームしない若者」が増えていくわけですが、総合ファームの場合は、そういう若者たちは「社員代替案件」的なものや、「IT土方(どかた)案件」に回され、「スキルが身につかない」うんぬん言って、本当になんのスキルも身につかず辞めていく定めにあります。

「こんなところで終わってたまるか」と、志願して戦略チックな案件に参画し、要求水準高めなマネロールに八つ裂きにされてから後悔しても、多くの場合は時すでに遅しで、「やっぱりあいつ使えない」と烙印を押されて、社員代替系のチームに押し戻されるのが落ちです。

戦略ファームの場合は、ファームによるところもありますが、ある程度のタイミングで「パフォーマンスが出ていない」との申し渡しがあり、マネロール手前くらいのポジションなら降格かout、それより下のポジションなら、優秀な同期がどんどん昇進していく中、一人だけステイ、といった、かなり耐え難い目にあいます。

もちろん、総合、戦略問わず、パフォーマンスが期待値に達していない場合に、かなり厳しくご指導いただける立派なマネロールの方もまだ残っていたり、コンプラ上、ギリギリ問題にならないラインでジュニアをいたぶるのが趣味、みたいな人も少なからず存在しています。(はたから見ると、まったく見分けがつかないのがポイントです)

そうした人たちの下につくと、パフォームできない若者は、かなり苦労することになります。

本noteは、あからさまにピンチを迎えている人はもちろん、前述のような「なんかサイレントにヤバいことになっていて、全然スキルが身につかなくて不安」といった静かな崖っぷちにいる方や、「それなりに要求水準が高い案件に入って、がっつり要求されて死にたくなっている」といった、今まさに戦場を駆けずり回っている方々に、「かつて同じように全然ダメだった」私が、自分の経験プラス、「そんなダメだった私だからこそ、理解できて、指導して立ち直らせてきたジュニアさんたちの経験」も含めて、パフォームのヒントをご提示させていただくものです。

前置きが長くなりましたが、このnoteが、一人でも多くのジュニアさんや、「かつての私」に届くよう、願っております。

※なお、そもそも基礎的なスキルや「本に書いてある」レベルのインプットが足りない方は、私のオススメ本を全部読んで、こちらではなく、「新人研修」の方を買って実践してください。

※目次は全て公開しています。変に伏せたりしていません。要否をご自身で判断して、必要と思われたら、是非、お力にならせてください。

では、良いコンサルライフを


ここから先は

53,063字 / 4画像

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?