『(ある・非・日常)の出来事』終演のご挨拶

こんにちは。今回主宰を努めさせていただいた、EM17代の松橋百葉です。

生配信にてお届けした、ミュージカルサークルEM試作公演『(ある・非・日常)の出来事』、無事終演いたしました。リアルタイムやアーカイブでご覧いただいた皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

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私達の1年の集大成である3月公演を中止にして以降、演劇に限らないほぼすべての舞台表現が自粛を余儀なくされています。思うように公演を打ったり新歓ができなかったりするわだかまりを、根本から解決する糸口を探せないかと思い企画しました。

今回の試作公演は、今まで私達が舞台で作ってきた演劇をオンライン演劇に持ち込めるかを検証することを目的に設定するところから始まり、演劇の構成要素を議論して、「芝居で虚構の世界を作り出す」ことに焦点を絞って脚本と演出を考えるという、普段とは少し違ったプロセスで制作を行いました。(この辺、普段私がエンジニアとしてお仕事したり勉強したりしていたことから、開発の手法である単体テストプロトタイピングみたいな思想を導入することを意識していました)(またサークルが所属する慶應SFCというところが、大学として実践を大切にする風土があると勝手に思っています)

ということで、オンラインならではのテクノロジー演出というよりも、演劇的芝居を考え直し、構成してみました。『(現実には存在しない)出来事』を、みなさまの心のなかに立ち上げることができていれば幸いです。

もちろん演劇を構成する要素は他にも議論に上がりました。表現手法で見ると舞台美術や照明、もう少し引いてみると役者同士の身体の関係性、空間の使い方、役者と観客、観客と観客の無言のインタラクションなど、演劇とは?を考えると大量に出てくるでしょう。

それらのポイントは試作公演②に乞うご期待!ということにしようと思っています。続報をお待ちくださいませ。

思うように演劇を作れる日が来るまで、演劇の灯火を消さないように、時にはその火で海苔をあぶるユーモアを持ちながら、これからも活動を続けていこうと思います。

改めて、みなさま本当にありがとうございました!



(あとがき : まだアップしていない稽古中の珍事件やアンケートの集計結果や座組メンバーの感想考察は数日中に公開します!今しばらくお待ちください…)

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アーカイブはこちらです。もしご興味あればぜひご覧ください!

また引き続き、アンケートへのご協力もお願いいたします。今後の活動の参考とさせていただきます。
https://forms.gle/TvfjnrBLwdnLUE2H8

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また、この記事もこれから出す記事も無料公開しますが、投げ銭はありがたく頂戴しております…!公演内で使ったキャンドルやzoomへの課金に使ったところに当てて、もし仮に余ることが起きたら次回公演の制作に利用させていただきます……(_ _)

本企画を応援いただけるようであればサポートいただけますと幸いです!今後の活動資金に活用させていただきます!