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Ryo Fujimoto - 清水・三保 - 「曼荼羅、海、博物館」(3日目)

SAKEBINIST / Sound Artist の Ryo Fujimotoです。

9月30日から10月6日まで清水・三保地区に滞在しています。

さて昨日書けなかったことを書いて、今日のことも。

まずは、みほしるべについて。

三保松原の玄関口の施設として、名勝及び世界文化遺産「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産としての価値や魅力、松原保全の大切さをわかりやすくガイダンスし、後世に継承する役割を担っています。これまで三保松原が芸術の創造にインスピレーションを与えてきたように、世界中から訪れる方と地元住民との交流を通じ、三保松原で新しい文化の創造につながるような活動を行っていく未来志向の施設を目指しています。(HPより抜粋)
3面スクリーンで三保松原の歴史などの映像が見れる。


実際に天女が落とした羽衣の切れ端などが展示されていたのだった。
僕は、それを訝しげに見つめながら、宇宙人のことを考えていた。
いろいろな展示があったけれども、その中でも絹本著色富士曼荼羅図に惹かれた。

絹本著色富士曼荼羅図
Link - https://miho-no-matsubara.jp/archives/art/%E7%B5%B9%E6%9C%AC%E8%91%97%E8%89%B2%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E6%9B%BC%E8%8D%BC%E7%BE%85%E5%9B%B3

この曼荼羅図では、富士山を仏教的な浄土や、神道の聖地として描写しており、仏教の諸仏や神道の神々が登場する。たとえば、富士山は「富士権現(ふじごんげん)」と呼ばれる神の化身として描かれ、左から薬師如来、阿弥陀如来、大日如来が配置されている。下から上に行くにつれて神聖さが増してゆく。

この図を見て、いま読んでいる本で出てきている胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅を思い出した。どちらも大日如来から由来しているものだ。

みほしるべを出て、清水地区に向かうために水上バスに乗る。
その前に、良い音を録らせて頂けそうな雰囲気がしたので、早速準備を。

橋が軋む音と寄せては返す海のリズムが調和していた。

フィールドレコーディングを終えて、水上バスを待っていると
完全防水の格好をして網を担いで海へ向かう男性がいらっしゃった。

撮影してもいいですかと許可を取り。撮影させていただきました。
この近くではボラが採れるらしい。網がブワァッと広がるのが綺麗だった。
クリオネの捕食シーンを思い出した。( あれ、怖いですよね…… )

昔の人もこうやって漁をしていたのだろうか。

清水地区に到着し、ちびまるこちゃんがお出迎え。(写真なし)
観覧車があったり、クレープが食べれるようなところがあったり、商業施設がたくさんあったのだった。

色々と考えて、フェルケール博物館へ向かうことにした。

フェルケール博物館は“港と船の博物館”として、清水港に関係する船の模型や、航海に必要な船舶関連品、港湾労働者が使用していた荷役道具などで港の歴史や役割を紹介している。
光の入り方が好き。

一通り見て回って、2階では絵画の展示もしていた。
色々と思うことがあり、これもまた言語化されていくだろうと思った。

旅先での出会いと言うものは予測できないものだから。 何が出るかな。何が出るかなと言うような開いた心で、 今まさに目の前で展開されている現実世界に対して、自然に応答してゆくのが良き選択だなぁとも思った。

明日は雨らしい。
明日の日記はどうなるだろう。3日目終わり。

あみだくじ

アーツカウンシルしずおか2024

2024.10.1
#MAW 〈Ryo Fujimoto 〉
#アーツカウンシルしずおか
#ryofujimoto

https://www.instagram.com/ryofujimoto.jp

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