アーツカウンシルしずおか2024

アーツカウンシルしずおかによるマイクロ・アート・ワーケーション(MAW)2024の、滞…

アーツカウンシルしずおか2024

アーツカウンシルしずおかによるマイクロ・アート・ワーケーション(MAW)2024の、滞在記録note

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鈴木泰人《御殿場の音から》まとめ

アートワーケーションと言う言葉に引き付けられて静岡県の御殿場にやってきて1週間が経ちました。マウント劇場で過ごす日々も慣れてきたころ、まだまだこれから歩き回りたいと思った所で今回の旅は終了です。 様々なところに足を運んで音を録って聴いたり作品に繋がるかもしれない音の素材たちを集めたり、ただただ自由に歩いて、訪れて録らせてもらった時間は貴重な経験となりました。 今回は音の編集やちょっとした制作もさせてもらえる場所をお借りできたこともあって机の上は常に楽しいことになっていまし

    • 莇貴彦「三保松原(7日目)」

      七日目(10/13)、滞在最終日。 今日も今日とて、つい朝から映像の微調整をやってしまう。微調整で少しずつ良くなるのは、デッサンを描くこととか、パズルを組み上げることに近い感覚ですね。 この日の午前中に、この映像は「無音」にすることに決めました。とことん要素を削る。 発表の場所もあえて考えず、SNS等で発信することと、今回お世話になった三保の方々に見てもらうことを目的と設定。 慌ただしくチェックアウトを済ませ、最後のOtonoma(株式会社Otono)へ。 同時期に滞在

      • 莇貴彦「三保松原(6日目)」

        滞在六日目(10/12)は朝から三保でアクティブに活動。午前中から「松葉かきボランティア」に参加しました。 松葉かきは、その名の通りで熊手を使って落ちた松葉をかき集める作業。松原は、手入れをしないと(他の紅葉樹が自生すると)維持できないため、毎週末ボランティア活動が行われている。 下は年長さんから、上は60代?くらいのベテランまで様々の参加者。子供や若い方もたくさん参加していました。 じつは、MAW参加前から一番楽しみにしていたイベントあり、地元の方々とお話しできるチャン

        • 莇貴彦「三保松原(5日目)」

          MAW滞在も五日目(10/11)。滞在先での編集作業が楽しくて、ついつい寝不足になるほどに打ち込む。「ビジネスホテルに引きこもるMAWってどうなのよ...」と自問自答しながらも、「画面の中でひたすらに松と向き合っているから良しとしよう!」と思うことにした。 深夜帯に作品作りするのもひさびさ。ちょっと普段の生活から離れた場所での創作環境って良いなぁ...しみじみ思う。 というわけで、朝から夕方までずっと編集作業。はじめてカメラ側を動かすストップモーション・ムービーを作る、っ

        鈴木泰人《御殿場の音から》まとめ

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        • 6)御殿場市
          24本
        • 9)静岡市清水区三保
          23本
        • 7)小山町
          16本
        • 11)吉田町
          16本
        • 3)清水町
          26本
        • 2)沼津市・清水町・三島市
          32本

        記事

          一宮周平「おやま(まとめ)」

          東京に帰ってきてしばらく経ちました。自身の公演を控えていたこともあり、東京に戻ってからは稽古に公演の準備にと、忙しくしていました。 小山町で流れていた時間とは正反対の時間の流れに感じるほどでした。日々の振り返りで、それなりに感じたことを書いていたので、改めて何を書こうと、ずっと頭の中にはありましたが、やはり今ある生活との違いが一番関心のあることだなと思います。 東京で過ごしていると、どこか行くのに、何か買うのに、頭を抱える瞬間というのはあまりありません。もちろん、お気に入

          一宮周平「おやま(まとめ)」

          はらだまほ「根っこになる。(7日目)」

          __________________ こんにちは。 関東を中心に振付家、パフォーマーとして活動をしているはらだまほです。 今回は、静岡の三保にて株式会社Otonoの皆様に受け入れていただきまして、マイクロアートワーケーション2024に参加させていただきます。 ありがとうございます。 どんな風にnoteを書こうか…と悩みながら、 ひとまず、私なりのメモとして。 _____________________ 最終日。 朝から松原に行って、 昨日松の木の隣で描いたテキスト(作品譜

          はらだまほ「根っこになる。(7日目)」

          はらだまほ「まわりはじめる(6日目)」

          __________________ こんにちは。 関東を中心に振付家、パフォーマーとして活動をしているはらだまほです。 今回は、静岡の三保にて株式会社Otonoの皆様に受け入れていただきまして、マイクロアートワーケーション2024に参加させていただきます。 ありがとうございます。 どんな風にnoteを書こうか…と悩みながら、 ひとまず、私なりのメモとして。 _____________________ あっという間に6日。 ようやく、身体が馴染んでリズムが掴めて まわり始

          はらだまほ「まわりはじめる(6日目)」

          私道かぴ「富士山から見た我々は(7日目)」

          山が噴火して、冷えて固まり土地ができ、人が訪れ住み着いて、道を通して交流が生まれ、脈々と文化が育まれている。御殿場の歴史をざっと要約するとしたら、こんな具合だろうか。そう考えると、すべての始まりである富士山のこと、その信仰のことをもっと知りたいと思った。 滞在最終日。やっと晴れた今日は、朝一で馬さしをピックアップしに武藤精肉店へ。馬ハツというのがあった!ので追加で購入する。店には続々とお客さんが来て、みなすごい量の馬を注文している。勢いよく入ってきたおじさんが「焼き豚300

          私道かぴ「富士山から見た我々は(7日目)」

          莇貴彦「三保松原(4日目)」

          早くも四日目(10/10)。昨日の撮影で失敗した写真の再撮影と、音の収録のため、ふたたび三保へ。 この日は風が強く、うーん、風のノイズが強いなぁ。。 ただ、荒々しい駿河湾の波を見ることもできました。 昨日、たくさん撮影した写真を見返していると、松の個性に気づく。 なんだか、リサーチよりも編集が楽しくなってきたぞ….

          莇貴彦「三保松原(4日目)」

          莇貴彦「三保松原(3日目)」

          三日目(10/9)は午後から雨が上がり、初日に感じた松原のイメージをもとに「クロマツの樹皮」の撮影へ。 黒松の樹皮は、亀の甲羅のようで、ゴツゴツとしているけど、触るとちょっと柔らかい質感が特徴。もうですね、「萌え」ですね。 三保は世界的な景勝地として有名だけど、滞在していて、個人的なツボは「クロマツのコウラ!」ということがわかったです。 曇り空がちょうどよく、撮影日和。 この撮影のために借りた85mmレンズでバッシバシ撮影しました。 目的は、 「極私的記録としてのスト

          莇貴彦「三保松原(3日目)」

          関口彩「宝を探しに(8日目)」

          吉田町、滞在8日目は最終日。 本来なら1週間という決まりなのですが、私は所用で1日だけ県外に行っていたため、その分延長の8日目。 最後の挨拶ができていなかった、ホストのえはらくんに会いたいな。そう思って前日に彼のコーヒースタンド“CHILLIN COFFEE”のオープン時間を調べると、残念ながら私が静岡を発つ予定時刻よりも遅い。仕方ない、爪痕だけ残してくるしかない… 数日前、彼がなぜ地域おこし協力隊として吉田町に来たのか、なぜコーヒースタンドを経営しているのかなどの話を聞

          関口彩「宝を探しに(8日目)」

          はらだまほ「おどる。…おどる?(5日目)」

          __________________ こんにちは。 関東を中心に振付家、パフォーマーとして活動をしているはらだまほです。 今回は、静岡の三保にて株式会社Otonoの皆様に受け入れていただきまして、マイクロアートワーケーション2024に参加させていただきます。 ありがとうございます。 どんな風にnoteを書こうか…と悩みながら、 ひとまず、私なりのメモとして。 _____________________ 早起きして朝の松原に行ってみる。 光の色が違う。 朝のいろ、昼のいろ、

          はらだまほ「おどる。…おどる?(5日目)」

          はらだまほ「からだをゆるめる(4日目)」

          __________________ こんにちは。 関東を中心に振付家、パフォーマーとして活動をしているはらだまほです。 今回は、静岡の三保にて株式会社Otonoの皆様に受け入れていただきまして、マイクロアートワーケーション2024に参加させていただきます。 ありがとうございます。 どんな風にnoteを書こうか…と悩みながら、 ひとまず、私なりのメモとして。 _____________________ とても疲れた身体で静岡入りをした。 そのまま、街と土地と人のエネルギー

          はらだまほ「からだをゆるめる(4日目)」

          早渕仁美「優しい海。(7日目)」

          こんにちは、吉田町を旅する早渕仁美です。 最終日の今日は朝から市場。 しらすのセリがあるよ〜というので、 以前工場を見学した住吉水産の鈴木康裕さんを尋ねる。 時間ごとに船が入ってくる時間が決まっていて、 見学したのは7時半〜8時半の回。 2隻の船が湾で漁をして、1隻の運搬船がしらすを運んでくる仕組み。 見てると運搬船は驚くほど小回りがきいて、 ウィン〜、ウィン、ウィン〜って港につけては去っていく。 鈴木さんに聞いたら、腕がいい人はそうだけど、 何回も切り返す人や、普通に

          早渕仁美「優しい海。(7日目)」

          風音「滞在まとめ |御殿場」

          こんにちは。風音です。経由地の東京から長野に帰るバスの中で、手紙を書くような気持ちでこのテキストを書いています。 渋滞にはまってしまったようで、さっきから歩くよりも遅いくらいのスピードでしかバスは進みません。 でも、まだ沼津滞在の余韻でこころがゆったりしているようで、そんなに焦る気持ちはありません(帰ったらやらないといけない仕事は山積みなのですが!)  もうだいぶ長野寄りのエリアにいるようで、車窓からは山々が見えますが、やっぱり御殿場で見た山や雲より遠く感じます。「風景」

          風音「滞在まとめ |御殿場」

          風音「ロマンスカーに乗って」(七日目)

          最終日。軽く身支度をして部屋を出る。前日に食べきれなかった山口屋のクリームコロネとみそパンを食べる。鈴木さん、すぐろさんも起きてきて一緒に朝食。 すぐろさんと一緒に、先に帰る鈴木さんを見送ってから、自転車をお借りして出かける。郵便局に寄り、友人に小原屋さんで買った藍染の手ぬぐいを送ってから、美容室パーラーへ。途中、まこぱさんが「さかいめ」にいるのが見えたけれど、名残惜しくなっちゃうかもと思い気持ちだけ手を振って通り過ぎる。 昨日のご飯会で会った是枝さんに出迎えてもらう。旅

          風音「ロマンスカーに乗って」(七日目)