見出し画像

富士山文化ハウス「3年目の正直」

3度目のMAWが終わりました

今年もマイクロアートワーケーションが終わりました。
こんにちは、富士山文化ハウス広報担当の森岡まこぱです。

気がつけばホスト3年目、いつの間にか三島の株式会社 シタテさんも河津町のWorking Space Bagatelleさんも独自のアートプロジェクトを立ち上げてホストを卒業していきました。
富士山文化ハウスはゆるい有志の集合体ですが、果たしてこのままでよいのか? 次のステップにふみだしたほうがいいのでは? という話をしたこともあります。
結論は「よそはよそ、うちはうち」。つまり、このままでいいということになりました。

来年も懲りずにMAWホストに応募すると思います。採択されるかはアーツカウンシルしずおかの判断になると思いますが、その時はどうぞよろしくお願いいたします。

あとお伝えしたいのが、別の場所を旅していたMAWの旅人やアーツカウンシルスタッフの方からお褒めの言葉をいただきました。MAW終了後、今も旅人が御殿場に訪れるのは新宿から高速バスで1時間半、片道2000円弱で到着する立地と、ふらっと来ても映画館付きゲストハウスがあるので宿泊もできるからだと思います。
都心から行きやすい、滞在しやすいというのも理由だと思います。

今年の振り返り

今年は関野佳介さん、丹治りえさん、國吉咲貴さんの三名が滞在しました。

今年も市民が主催する秋のイベント「アークラ大サーカス」に合わせてMAWを実施。さらに、Gotemba Apartment store での三人展、GOTEMBA MEETINGと、ワーケーションと言いつつ、三名には慌ただしい一週間だったと思います。

とくに今回は、メンバーが主催するイベントにMAWを絡めてたりもしたので、旅人のペースを崩してしまったのではないかとちょっと不安だったりしています。

「これだけ人が集まるって御殿場ってすごいですね」「こんなイベントがあるなら街に問題ないんじゃないですか」という感想もいただきましたが、
かなり特殊な瞬間であったことはここに記しておきます。

その一方で、イベント後にも旅人に会いにゲストハウスへ来てくれた方もいたそうです。
そういう出会いを一回限りにしない、交流を持とうとする人懐っこさ、みたいなものがこの街にはあると思っていて、私はそういう人柄に惹かれて暮らしています。

3年間MAWホストを続けてきた成果として、Gotemba Apartment store ギャラリーで三人展が行われ、みんなの一箱図書館さかいめにMAW OGの棚もできました。MAWが直接的な要因ではないにしろ、人が集うGOTEMBA MEETINGもスタートしています。

どれも3年前には無いものでした。
MAWは旅人に成果・創作を求めません。ホストも同様です。
いつか旅で得たインスピレーションがその後のアーティスト活動や創作に活かせたらいいとコンセプトですが、いつの間にかホストの中から芽が出て、生まれる活動もあるんですね。

余談ですが、私は昨年までは日中ゲストハウスに滞在して旅人のフォローというか、延々旅人と雑談していました。
でも、今年は「みんなの一箱図書館さかいめ」という拠点を持ったことで、旅人との接する時間が減って、私個人的には、なんとなく不完全燃焼感もあります(個人的には、です)。
そして、その解決方法を昨日思いついたので旅人の三名にはこれから仕掛けていこうと思っています。
関野さん、丹治さん、國吉さん、待っててください。

おまけ

三人展を通じてアーティストとしての安里慎さん(昨年MAW滞在)の話を聞くことができました。やはり、滞在者としての顔とアーティストの顔はちょっと違いますね。凛々しかったです。

とくにトークショーを通じてわかったことが、安里さんはどんな状況、環境であろうと何かをつくって表現していく人なんだと感じました。(それは作品だけでなく、ソーミンチャンプルーだったりするかもしれません)

MAWが終わって求められてもいないのに、事あるごとにnoteを更新している安里さん。
たぶん、あまり知られていないと思うのでリンク貼ります。ぜひ、みなさんに読んでもらいたい。

そして、本当はこっちをMAWまとめとして掲載しようとしていましたが、
MAWのまとめが夢オチなのはひどいと思いやめました。
でも、きっとこれは予知夢です。

さて、来月はホストメンバーのmayaちゃんが運営に関わっている「ATAMI ART GRAND」に行こうと思います。MAWで出会った安里さん、鮫島さんの作品を観るのが今から楽しみです。
彼らのことはよく知っていますが、まだどんなアーティストなのかはよく知らないので。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?