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安里槙 「御殿場 8,9日目 (また帰ってきた話)」

先日滞在まとめを書き終わったのですが、その後またすぐ御殿場を訪れました。今回はMAWでの滞在ではなく、MAWから派生したあれこれについてを巡る旅です。

もうnoteは書かなくてもいいのですが、書いておくことにします。人はなぜ書くのでしょうか、それはそこにnoteがあるから。



それでは8,9日目へ。



8, 9日目 (11/20 - 11/21) :

起床午前4時頃。始発でまた静岡へ向かいます。旅はいいですね。道中、本意気のバックパッカーを見かけて旅のボルテージが爆上がりです。

電車が真っ赤です  ボルテージ  爆上げです




最初の目的地は、御殿場市ではなく、熱海市。展覧会「アタミ・アート・グラント2022」を見にきました。もうMAW旅ではないのでエリア外の行動もokでしょう。御殿場市でのホスト「富士山文化ハウス」メンバーの一人がこの展覧会の事務局スタッフとして働いており、MAW滞在時に招待券をいただいてたので、その縁をめぐるぶらり旅です。


熱海行きの切符に見えてきます




時間の都合上、教えてもらった「一日巡りコース」を参考にまわることに。熱海駅の一駅隣りからスタートです。(来宮神社→起雲閣→魚市場→ホテルアカオのコース)



作品を見にきたのに  パワースポット巡りになってしまいました  パワーがありそうな入り口です




まず来宮神社に来ました、とにかく木がでかい。樹齢二千年以上だそうで、もはや私には確認のしようがありません。日本最樹齢の大楠とのこと。作品を見に来たのに木を見てしまいます。

弥生時代ごろから生きてる木    人でいうと 稲作から メタバースまで経験




本殿を見てたら、巫女さんが一度立ち止まり、本殿におじぎをして、通りすぎるのを見かけました。学生時代にグラウンドに向かっておじぎをしてた部活動生を思い出します。神社とグラウンドには共通する部分があるのかも知れません。

お稲荷さんの堂々たる風格に   もはや   ただのパワースポット巡りになりかけています




この時点で、作品を見に来たのにどうでも良くなりかけています。



次の目的地、起雲閣もすばらしかった。作り込みに圧倒されます。昭和の文豪も訪れた宿だそうで、太宰治は人間失格の執筆時に滞在したそう。

きらびやかを   あびまくりました
斬新な  和室です
天井まで  抜かりがありません
ジャグジー風呂です   作品を見に来たのに   建築ばかり見ていました



しかしなぜこんな素晴らしい建物に宿泊して、暗い物語を書けてしまうのでしょうか。太宰治さんの業の深さに思いを馳せてしまいます。




魚市場へ移動すると、出品してた知人作家と偶然の再会。友人の絵も暗くてホラー気味です。本人も少しサイコパス気味な目つきですが、性格は穏やかでマザーテレサのようです。東京から熱海まで原付で来たと言ってたような気がするので、やっぱり少し狂っているかもしれません。

知人作家の大野さん     少し 文豪のような 佇まいでしょうか
大野さんよ  魚市場の人に怒られなかったのでしょうか 



メイン会場のホテルアカオはロケーション抜群な建築でした。展示作品数は多かったので割愛。

乗り換えに間に合わせるため   時間との戦いにも必死でした
豪華なホールに写真5点のみの展示  非常に肝が座っています   作家とインストーラーの胆力を想う


見つけました   御殿場ホストメンバーmayaさん   アカオスタッフとして   現場を走り回る 
多忙を極めるマヤさん    激務中に    お邪魔しました





急いで見て周り、瞬時の判断で乗り換えに滑り込み、御殿場市へ移動。今回の旅の目的、ゴテンバアパートメントストアのプレオープン見学へ到着。

以前は改装中だった空間も   できあがっておりました



閉店前に滑り込むことができ、オーナーの森谷さん夫妻とスタッフさんにご挨拶。我々MAW旅人3人が滞在中に少しお手伝いした本棚も設置されています。ここで御殿場MAWホスト、富士山文化ハウスメンバーの森岡さんが「みんなの一箱図書館さかいめ」を始めるそう。本棚の前の空間にはキオスク風な何かも設営予定とのこと (後ほど勝呂さんからお聞きました)。


森谷さんと展覧会に向けた打ち合わせをし、展示空間の採寸をし、あれこれと話し込みました。展示は来年度かなと構想中で、御殿場への行き来も続きそうです。

カーブした壁が美しい展示空間です
内側1
内側2
内側3
レコード棚には  名盤が並びます



MAW時に滞在場所だったマンテンゲストハウスに今回も宿泊。ホストメンバーだった勝呂さんとも再会し、全然久しぶりじゃないねーなんていう話に花が咲きます。約10日ぶりなので実家の家族よりも短いスパンであっています。


熱海の仕事終わりのマヤさんが合流したところで、3人で飲みに出かけ、1日を終えました。


再会の喜びが   グラスの下まで   溢れております 




翌日は夕方まではそれぞれで時間を過ごし、夕方から食べ飲み歩きへ。リュウチャン、ジュンペイサンも合流し、MAW滞在時には行けなかった、夜からオープンするクラフトジンのお店「GRENOUILLE」へも行くことができ、お酒の世界の旅も楽しめました。店内はお店の方が什器も含めて全てDIYで作り上げたそうで、これまた素晴らしい造り込みでした。

クラフトジンの世界に   足を踏み入れました


お店の内装も  素晴らしいつくりでした


我々は   飲み明かしました



2泊3日の滞在を終える頃には、次はいつ来ようかと考えを巡らせ始めていました。MAWが終わっても、行き来はこうやって自然に続いて行くことでしょう。
次は年末に。


noteおしまい (2022.11.24, 01:06)



追記 (2022/11/25 17:52) : 
MAWが終わり、二度目の訪問も終えてから、今私にできることは何だろうかと考え続けています。なぜかそういうことを考えるようになりました。それは多分、作品を作ること。みんなの日記(note)を何度も読み返すこと、出会った人たちのことを思い返すこと、また訪れること。受けとって、自分のかたちでかえすこと。