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安里槙「御殿場 2022 リターンズ (後半)」

MAW御殿場2022特別編も、残すところは最後の後半のみ。

しかし、特別編-前半 を書き終えてから、ずっとこの疑問が浮かびます。



なぜいまだにnoteを書いているんだろうか。


特別編(前半)は色々感想をいただきました。ありがたい。まるで地球に帰ってきたウルトラマンの気分です。


なぜ書くかはわからないまま。それでも私は書いてみます、偶然読んでしまう誰かに向けて。



堀さん丹治さんの喧嘩を仲裁するウルトラマン 展示の搬入中の様子




せっかくなので、一応さくらいさんの写真ものせておきましょうか。

  リヒターの絵に見えますが さくらいさんです   
ピンボケしても 長嶋一茂に似ています さすがです






MAW2022 御殿場 特別編 - 後半(2023, 11/12-11/13)




初日(11/12) :

午前8時半に電車に乗り込む。展示最終日に合わせて再度御殿場を訪れることに。
今回は、展示終了後の片付け(搬出)も含めた御殿場入り。


昼過ぎに会場のゴテンバアパートメントストアに着き、作品の点検と記録写真撮りをすませ、本棚を眺めてから、パソコンで事務作業へ。

さかいめ」の本棚 それぞれに棚主さんの個性が滲み出てました 
京大吉田寮」をじっくり拝読


目を細めてください  きっと見えるでしょう  そこに座る森岡まこぱさんの気配が



作業をしていると、年配の女性が来店し、展覧会場に入って行った。
どこかで見たことあるような目をしている。


思い出したのは、横山鶏卵「ふる里や」を営むお母さん。1年前に取材をさせてもらった人だ、と心の中でテンションがぶち上がり。ご挨拶するために近くへ。


「お久しぶりです。1年前にお店にお邪魔しました。」
「あらそう、ちょっと覚えてないねー」



覚えてはいませんでしたが、展示を喜んでくれているようでした。展示をすること自体が喜ばれる、という不思議な体験。お母さんも水墨画をされているそう。
ひとしきり展示を見ていただいた後、お母さんはメニュー表を見ずに、何か冷たいものを頂けますか、と注文。会話からメニューを聞き出し、冷たいもの・温かいものという二択から始めるオーダーの世界。さすがです。


帰りがけには、店内で販売している靴下を手に取られていましたが、そこでの森谷さん(ゴテンバアパートメントストア店長)とお母さんの会話のキャッチボールもとても良かった。


「色が綺麗ね、私には派手かしら」
「その隣のものはお洋服の色と一緒ですね」
「あらほんとね、これ頂いていこうかしら、暖かそうね」


いい時間が  流れています 
帰ったら机に一輪挿しを置きたくなりました



午後3時すぎには堀さんが会場入り。

 作品撮りの技術について情報交換
彫刻と絵画では 撮り方も異なります


来場者の方々とも少し交流もできました。まきやさん夫妻ありがとうございました。としさん、ぜひシートゥーサミットを達成してください。



終了間際には、3D撮影の様子を見学。

これで


撮影すると


こうなります 
https://my.matterport.com/show/?m=JQfKsvFz8To



午後7時になり、展示終了。すぐに搬出作業がスタート。
最短で終わらせたいので、時間との戦いです。

 堀園実  片付けはやし  手際よし  
思わず一句 詠んでしまいます


「丹治さん 私の彫刻台座に 強力両面貼り付けやがった」


別アングルからもどうぞ 「すごい 取れにくいんだけど」 ご立腹です


これまたさすがです。丹治さんは搬出時に起爆する時限爆弾を仕掛けていました。
MAW御殿場の期間終了で丹治さんは現地から去りましたが、遠隔地から堀さんを翻弄しています。
学び多い搬出となりました。


約1時間半で元通りの空間に 展示空間は儚い



我々の表現の限界も 更新されました 
マヤさん デザインをありがとうございました



終電まで飲み食いして、次の展示設営に向けて熱海へ移動を、と想定していたところ、打ち上げ開始前の時点で、あと15分で終電という時間に。マウント劇場泊まってっていいよ、と言う救いの言葉に甘え、一泊することに。



打ち上げは ピザ屋のホラアナ
ピザの生地がなくなり 急遽特製パスタが出てきました
ご入用でしたら 飯テロの写真にでも お使いください


堀さんは翌日仕事のため帰路へ。一日お疲れした。





二日目(11/13) :

午前8時起床。準備をして、MAW御殿場2023の関野さんのnoteで知った富士山絶景スポット(立体駐車場の屋上)を初訪問するため外へ出る。


屋上に到着するも、朝からあいにくの雨。

目を細めると 見えるかもしれません
どうですか 見えましたか


御殿場に帰ってくる理由が一つ増えたので、良しとすることにしました。


マウント劇場に戻り、コーヒーをいれ、電車の時間まで勝呂さんとたくさん話し込みました。マウント劇場のスクリーンを活かして映画祭ができたらいいね、高嶺の森で演劇もできるかもね、と、想像を共有し合いました。何事もまずは想像を膨らませることから。


MAW御殿場の歴代参加者の表現ジャンルをみるだけでも、すでにもうそのコマは揃っているように思います。大体何でもそうでしょうが、やるかやらないかの差は、最初の一歩を動けるか動けないかの差(かな)。


ちなみに堀さんは、居住地の近くの三保半島で、知り合いの作家を集めて野外展をしてみたいと話していました。準備期間に3年かな、とのこと。有言実行、ここに書いておくことにします。運営メンバーさえ集まれば、すぐ動き出しそうな気もします。

勝呂さんとは、御殿場はMAWホストの特別枠として今後も継続の機会もらえるといいなーという話にもなりました。今回企画した展覧会もそうですが、継続できたことで起こる物事があります。きっと今後も御殿場でMAWが行われることがあれば、また化学反応が起きて、面白いことは起き続けることでしょう。



目を細めて見てみてください 見えてくるかもしれません 
見送りをする 勝呂さんの姿が 


ただいま午前3時前。またこんな時間まで書いてしまいました。

1年またいで、展覧会も終わり、やっと自分の中でのMAW御殿場が着地できたように感じます。それでもまた、何かのタイミングでふらっと御殿場に立ち寄ることでしょう。


今度は、コインランドリーで食べられるランチと、循環ワークス訪問を目標に、ぶらり旅を検討してみようかな。




堀さんと丹治さんに見えますが トムとジェリーです
喧嘩もしますが 意外と仲はいいようです



お後がよろしいようで。




(2023.11.14, 02:57)