安里槙「御殿場 2022 リターンズ (前半)」
どれぐらいぶりでしょうか。戻ってきました、御殿場に。
誰が想像したでしょう。
一年たって昨年度のMAW旅日記が更新されるということを。
ほとんどのMAW2022参加者の旅は終わったのでしょうが、私の旅はまだ続いておりました。
MAW2022 御殿場 特別編 - 前半(2023, 11/7 - 11/8)
初日(11/7) :
午前10時半頃に熱海駅発。11月中旬からはじまる熱海での展覧会のために作品設置中で、今回は熱海市からの御殿場入りとなりました。
今回の目的は、MAW2023御殿場が開催されるということで、その時期に重ねて展覧会を企画したので、その搬入のための御殿場入りでした。
昨年一緒に御殿場でMAW旅をしたさくらいさんが、今年は別地域でのMAWに参加中で、帰りがけに御殿場に寄ると連絡をもらったので、駅前で待ち合わせることにしていました。
しかし、来ない。待つこと40分、昼過ぎ頃に着と言っていたのに、午後1時前に御殿場に到着。厳しい会社のサラリーマンなら首が飛ぶぐらいの大遅刻です。
律儀にバイクをコインパーキングに止めてからの参上でした。さくらいさんは一年かけて律儀さに磨きをかけてきたようです。
我々の滞在宿だったマウント劇場に久しぶりに入れた喜びから、興奮冷めやらぬままのマックスボルテージでオーナー勝呂さん、今年のMAW御殿場旅人の丹治さん、関野さんにご挨拶。今年の旅人たちはまったりと昼下りの時間を過ごしており、純喫茶にジャズが流れているような大人な雰囲気でした。我々の異様なテンションに若干引かれてたような気がしましたが、きっと気のせいでしょう。
みなさんはランチへでかけ、私は午後2時からの搬入に合わせて、展覧会場のGomemba Apartment Storeへ。
会場入りし、ホスト(富士山文化ハウス)のメンバーでもある森谷さん夫妻とも久々の再会で話し込み、昼食をすませたみなさんが合流後にそのまま富士山絶景スポットでもある建物の4階へ。
午後3時過ぎから作業スタート。物を片付けたり、作品を開梱したり、位置決めをしてからの設置で、やることいっぱいです。
展示の参加作家の堀さん(MAW2021松崎町)・丹治さん(MAW2023御殿場)とは沖縄の美大繋がりの知り合いで、今回タイミングが重なり御殿場で3人展開催となりました。この二人はだいたいいつも口論をしている気がします。搬入中も2、3度ほど口論が始まりそうになり、仲裁に入りました。
疲れました。
夕食を順平さんにご馳走になり、その後は勝呂さん引率による夜のマウント劇場内ツアーが開催されました。
就寝は午前1時半頃。
翌日 (11/8) :
起床午前7時。
午前中に会場図と作品リストを作成。
森谷さんが朝のうちに展覧会場を3D撮影してくれました(以下リンク参照)
展示設営がひと段落したところで、ようやく街散策へ出かけられました。
「MAW2023安里」のスタート。
前回行って良かったところの再訪と、前回行けなかったところを訪れました。
・ごてんば焙煎館で珈琲豆を購入(銘柄 : 深美)
・ハンコ専門店「はんこ広場」を訪問(御殿場市で「安里」の在庫を発見)
・つり具「イシグロ」(釣りしないので入ってみた)
・老舗喫茶店「ジョイフル」(MAW2021御殿場の鮫島さんが絶賛してたため)
結論から言うと、ジョイフルにはトライしたものの入れませんでした。
店の前を2、3度行き来し、店内を覗いてはみたものの、おそらく店主だろうと思われる年配のお母さんがずっとお店の周辺掃除(しつらえの手入れ?)をしており、店内に入る勇気が出ませんでした。お店に入れた鮫島さんの偉大さを知る。
展覧会場へ戻り、トークイベントの打ち合わせと準備。
トークゲストの立石沙織さん(アーツカウンシルしずおか プログラムコーディネーター)到着後、打合せ、会場準備後にトークへとそのまま傾れ込む。
たくさんの方にお越しいただきました。ありがたい限りです。
立石さん、丹治さん、堀さんからは、それぞれの視点に沿って文化サポートや制作活動にまつわる体重(生きてきた時間)の乗った言葉が出てきていました。
自分はといえば、ビートルズの新曲の話と、ヒップホップ生誕50周年の話をしたのは覚えてますが、後はほとんど記憶がありません。いっぱいいっぱいとはこういう状態を言うのでしょう。
これにて特別編 (前半)終了。
しかしなぜ書いてるのだろうか。
(2023.11.10, 01:55)