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韓成南「狂い咲き青野川ロード(4日目)」

朝パフェをした。前日夕方に扇屋製菓へ電話すると13時に売り切れましたと言われたので、これは必食だなと決めていた。

メロンの量がすごい。久しぶりに甘いメロンを食べて感激。

今日からスタートの旅人の鈴木のぞみさんと一緒に、ボランティアガイドのたまちゃんに3時間青野川を歩きながらみっちり解説していただいた。

川を掘って温泉を作っていた。川の水を入れて湯温を調整する。

下賀茂温泉は塩泉で川沿いを中心に源泉が分布している。昭和62年の現況では、源泉数103本、内、利用泉は67本なので、かなりの数だ。塩分で鉄製の管がすぐダメになるらしい。塩も戦前は作っていたが、今はもう1軒も作っていない。

竹で湯冷ましし、源泉を保つ。

曹洞宗のお寺である「慈雲寺(ガマ寺)」の結界石。
「禁入葷酒山門」はあっても、「不許藝遊客」はめずらしいらしい。

ニラのような滋養強壮のある野菜と酒は、禅僧の修行に良くないので、
寺に持ってくるな、という意味。
温泉街だからかな。昔は相当賑わっていたのだろう。

さて、廃墟コーナーのご紹介。伊豆・下賀茂温泉「伊古奈」という広大な旅館は、ガイドのたまちゃんの乙女時代、先輩たちが社交ダンスをするような、高級旅館だったそう。
なかなかの荒れ具合。ところどころ窓がない。肝試しで入る人もいそう。
伊古奈という名前は、伊古奈比咩命(いこなひめのみこと)からきている。白浜神社(静岡県下田市)の主神である。伊古奈比咩命は、三嶋大明神(三嶋大社では、大山祇命説、積羽八重事代主命説があるため、二神を祀る)のお妾さんという位置づけらしい。

ところどころ猪が掘り起こした跡がある。
玄関からガラス越しに中を撮る。
外観も盛り上がる。

歩いていたら、タンクに収まりきらない温泉が排出されていて、その煙が川沿いのそこここでゆらゆらとしている。夕焼けの頃、太陽の光に当たってその風景は一層美しくなる。

ザ・温泉の建造物
ガイドさんの手から配管についていた塩を食べさせてもらう。

晩御飯はローカル×ローカルのイッテツさん、渡邉さん、旅人の鈴木のぞみさん、西松秀祐さんと一緒に「海老しか勝たん」へ。接続詞が書かれている「カタルタ」で自己紹介をしていく。みなさんどんな記事を書かれるのか楽しみ。

カタルタ。私は一行で終わってしまう。

本日のレコード ”Flight To Denmark” by Duke Jordan すごく良い曲だった!
本日のレコード ”At Club Hangover vol.2” by George Lewis And His New Orleans Jazzband
本日のレコード ”Code 4109” by DJ KRUSH

2023年10月24日(南伊豆町4日目)
© 2023 Sung Nam HAN

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