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金暎淑キムヨンスク「三島でアップデートする」(7日目)

今日は三島を去る日。

あちこちで温かく迎えられ、楽しく過ごしすぎたので、名残惜しい。

天気予報は台風で、雨も降っていたけれど、最後に源兵衛川を歩きたいと思い、早めの時間に散策に出。雨もる。雨も弱まり、川に降りると、朝靄が見えた。朝さんぽで案内してくれた國原優子さんに、朝靄がきれいだと伺っていたので、最後に見れたこと、一人うれしく思う。

優子さんには、沢山の出逢いを頂いた。そして人として大事なこと、感謝の気持ちを言葉にすることの大切さを、もう一度教えて頂いた。

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改めて、三島市で推している朝さんぽはとても優れたコンテンツだと思う。早朝という時間帯は多くの人にとって私的に過ごす時間帯であり、街もまだ稼働前なので余白がある。さんぽはお金もかからない、何のスキルもいらない。世代も問わないし、気持ち一つで参加できる。

何より、とても気持ちがよい。

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ふと、水の中に何かあると思ったら、蟹の死骸でした。まるで小さな星のような、命の終わりの姿に、憧れます。

話は戻って、7日間を振り返り、こちらでの予定は14日の夜のみ、あとは流れに乗ってみようという気持ちで過ごした毎日。旅人だからこそ、しがらみなく素直な気持ちで動いていくと、こんなにも綺麗に整うんだなと不思議な感覚もあった。なんというか、偶然なんだけれども、出来過ぎた出逢いが、絶妙なタイミングで待っていてくれた。

その出会いの一つ一つから感じることが多すぎて、頭の処理が追い付かず、一部しかnoteに反映できませんでした・・・まとめにうまく反映できるといいのだけれど。

最後に、この間長く滞在したゲストハウスgiwaで、ホストの山森さんと移住の現状についてなど雑談をする。その優しくて明るい人柄の根底に、しっかりとある同時代的な考え方が、三島に移住したいと思い、実行する人たちの心を動かしているんだなと思う。

そして、気持ちは家路に切り替える。

三島の美味しいものを出来る限り買って、私が旅人になることに戸惑い、不安になりながらも、勇気をもって送り出してくれた家族に持って帰ろう。

本当に、この旅に行かせてくれて、ありがとう。

朝方にテイクアウト注文をした鰻の名店「桜屋」さんの鰻、地元で人気のパン屋さん「グルッペ」の「三島コロッケぱん」、三島大社の福太郎もち、杉本青果舗で地元野菜や沼津産みかん、駅のお土産屋さんをはしごして富士製ぱんの「ようかんぱん」、お菓子の「ほろりん」、静々亭の静岡茶くずもち、丸七製茶の深蒸し茶ティーバッグなどを大急ぎで購入。

そして、新幹線に乗ると、あっという間に家に到着する。

鰻はというと、まだ温めなおす必要もないくらい温かい。

こうして、三島でアップデートする、金暎淑のアートワーケーションは終了しました。

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創業安政3年の桜屋さんのうな重。紙に山椒が包んであり、箸袋に入っている。

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みやぞんにしか見えない!と娘が大喜びした福太郎もち。この形が保たれているのに驚きます。

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どれも美味しいものばかり。少しずつ、旅の余韻に浸りながら全部頂きます。