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Working Space Bagatelle「感謝とバイアスとプロモーション(まとめ)」

旅人であるアーティスト3名が自身の拠点に戻って早10日が経とうとしている。この10日間は、少しバタバタとしながらも、何を書こうか真剣に考えていた。

1週間を走馬灯のように振り返るか、少し真面目な文章をしたためるか、
最後までゆるいホストを貫き通すのか…

悩んだ末の結論は、『ゆるく、まじめに、振り返る』


ただ、あまり自分の中の想いを言葉にするのが得意ではないので、読み苦しい点があったらご容赦ください。

私がMAWでホスト役をやらせてもらうのは昨年に引き続き2回目である。
実は、昨年度ホスト役が決まった時はまだ『ワーケーション』という言葉を難しく捉えすぎていた時期だった。
昨年度は1人1人を受け入れて、個別に対応する中で、『ワーケーション』という言葉に翻弄されていた自分に気づくことができた。

そんな自分の中の『気づき』もあり、2年目の募集にも飛びついていた。

そんなこんなで始まった2年目のホスト役。
無事に終わった今だから、正直に書くが…受け入れ前は少し不安が生まれていた。

・3名同時の受け入れ

・3名とも(ホームページを見る限り)空気間満載のアーティスト写真だったこと。

結果は…

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初日から『グリコ』をしてしまうくらいフレンドリーな旅人達だった。

結局…

2日に1回は夜遅くまで、ごはんを食べながら語り合う日々だった。
この1週間が、日々考えていることを言語化して、発するを繰り返した。
たくさんのことを話した。
毎日、深夜の真っ暗な道を帰るくらい、時間を忘れて語り明かしていた。

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そんな日々の中で気づいたのは、自分の中の「バイアス」だった。
「彫刻家」「俳優」「美術家」…
そんな彼らの肩書とアーティスト写真に圧倒された私は、普段から気をつけていたはずの「偏見」を繰り出していたのだと思う。

アーティストだから…

いやいや…同年代(平たく言えば)を生きる人。
ただ…『表現』が私よりも、他の人よりもうまいのだと思う。
意識的にやることもあれば、無意識の中でやっていることもあるのかと思うが、自分の『ナカ』にあるものを『ソト』に出す作業が、うまいのだと今は感じている。

これが…プロモーションがうまいってことなのだと思う。
もっと河津町をうまく盛り上げられないか、プロモーションをもっと上手にできないかと日々考えることを仕事とする上で、大切な何かをつかんだ気がする。

旅人それぞれから、多くのことを吸収できた日々。
吸収できたことを披露したいところだけど、そこは私の中に秘めておこうと思う。

今回の旅が、河津町を知る機会になり、「好き」になる機会になってくれていますように。

また今回の「河津での日々」が1人1人の今後の活躍につながることを願って。

ゆらちゃん、コロさん、ばしさん
河津町を選んでくれて、滞在場所に選んでくれて、
本当にありがとうございました。


Working Space Bagatelle
和田 佳菜子