見出し画像

していいシティ安藤智博「となりの人の好きなものは?(1日目)」

地域に滞在してどんなことをするのか

はじめまして、私たちは「していいシティ」という名義で、都市/地域をテーマに制作や表現活動を行うアーバニストユニットです。「地域における“していい”をもっと増やそう!」と企んでいます。

今回はgapcapという手法を活用して、土地の魅力や地域資源を独自の視点で捉えるということにチャレンジしていくつもりです。狙いとしては、人々が生活の中で持ちうる視点の差(ギャップ)を、瓶詰めという手段(キャップ)を用いて可視化し、共有できないかと考えています。

画像2

方法は至ってシンプルです。まちを歩きまわり、気になるところやお気に入りの場所に出向きその場の特徴的なものを拾って、瓶に詰める。それだけ。小学生からご年配の方までみんなが出来る「まちあるきメソッド」にしたいな〜と考えています。

なぜgapcapを行うのか

表題にもある「となりの人の好きなものは?」という問いかけについて考えてみたいなと思います。例えばカフェの隣の席をチラと見た時に、強面のお兄さんが、チョコレートパフェ(しかもチョコソースダブル!)を食べている時、「おっ、見かけによらず甘いもの好きなんだな〜!」と親近感が湧いたり。

はたまた、表参道でのショッピングを優雅に楽しむモデル方が小さなカバンを持って向こうからやってくる時に、「今はこんなバッグが流行ってるんだあ...」と妙に納得してみたり。

私たちはよく、他人の“お気に入り”をもので判断したりします。一方で、意外と生活の中でのお気に入りって、人に伝えにくかったりもするんです。密かな公園の裏に流れる小川、好きな居酒屋の暖簾の隣から入る路地裏、いつも通る道にあるひっそりと植えられた花とベンチ...

画像3

そんな、聞かれたら答えるけどいつもはひっそりと心の中であたためているとっておきの場所を、小さな瓶に詰めて他の人に共有する。言葉だけでは表しきれないまちの自分なりの使い方、好きなポイントを、実際のものと一緒に共有していくことで、他人の生活における新たな発見や着眼点の面白さに気づく。そんな、人の視点に想いを馳せることができるきっかけになればいいなと考えています。

みんなで一度、都市の瓶詰めやってみる?

来る10月23日、今回の舞台でもある吉原商店街にて、gapcapを実際に体験してもらうワークショップを開催します。吉原中央カルチャーセンター / 富士AIRのサポートを受け、一日目から渋谷でのgapcap事例を展示しています。ぜひ、いつでもふらりと遊びに来てください。

画像2

吉原中央カルチャーセンター / 富士AIRの情報や取り組みについてはこちらをご覧ください。

23日のイベントと交流会の詳細はこちら

よかったら、していいシティのnoteも覗いてみてください!