原口みなみ 伊東市 3日目
喧嘩するカラス2羽と、引き潮で溜池になった海の王国を散策する設楽さん。
伊豆半島はもともと海底火山だった。
ゆっくりゆっくり海面に出てきて大陸にぶつかり、大きな山が噴火し、そして小さな山が噴火し、この伊豆が出来上がった。
溶岩の海岸で見つけたカニの抜け殻。
来宮八幡神社の中でみたイズカニコウモリ(の看板)。へんないきものの名前みたい。
溶岩がかたまって出来た石ころの海岸を歩くと、ジャリジャリというよりはキャリキャリというような高い音がする。軽そうな音なのに、石を持ち上げてみると重い。
リスが歯をとぐために(?)使った木。この溝は全部リスの歯の跡。
伊東市はみかんでも有名な土地だが、子どもの頃さんざん手遊びで遊んだ"みかんの花咲く丘"のうたは伊東市の歌だと今日知り驚いた。
溶岩の大地と一言で言っても、ジオパーク海岸線を歩くだけでもどんどん景色が変わり、さらに突然山になり森になり、住宅街が現れる。海から生命の歴史を辿る様に海岸線の限界、土、苔、木と続くと話していただいたが、そのまま住宅街に出るのはなんだかさらに面白い。人間が海から這い上がってきたような感覚になる。
そういえば、やっと地元のスーパーにもやっと立ち寄ることができた。
大阪ではスーパー玉手でしか会えないホウボウ。
マンボウ。
こういう半カットの野菜も関西ではあまり見ない。(このスーパーだけだろうか?)
1日がとっても長くて短い。
大陸が集まってぶつかって土地ができたみたいに、違う土地からこの土地に来て、この土地の人と出会ったりこの土地にあるものを見つけて、またここに新しい場をつくって、誰かを連れてきて、
大阪とはまた全然違う街の出来かたがあるんだと、3日目でだんだん感じてきている。
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