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澤隆志「サイクリングは社交」(滞在3日目)

カラッと晴れたので、とりあえず自転車で行ってみたかった室野地区を目指す。地元の方には日常なんだろうけれど、やっぱり富士山ドーーーン!は意味なく興奮しますね。東京生活者が高層ビルやラッシュの大混雑に無反応なのと一緒か...  予想より温かいので軽装で富士川を渡る。

富士市は自分がどこにいるのか把握しやすい。北ー登りー富士山、南ー下りー駿河湾、東ー箱根、西ー富士川。そして富士川を境に地形もガラッと変わる。川の東は富士山噴火の影響による扇状地。西はそれに関係しない荒々しい丘陵地。50Hzと60Hz。理屈や情報ではわかっていても、無慈悲に脚に来る刺激は強烈な印象を与える。自転車持ってきてよかった。途中、富士山を一眼レフに収めるサイクリストに出会う。BOMA社製の渋いカーボンバイクに乗る赤池さんは室野から大城峠を越えて由比、蒲原に降りるルートを定番にしているそう。せっかくなので雑談後にジョインしてみることに。車でも徒歩でも成立しにくい、サイクリスト同士の良い路エスコートが始まる。これ、ちょっと詳しく説明しますね。たとえば、中高生が初めて長距離サイクリングに挑む場合、情報の無さと体力の豊富さから自然と”単純な国道トライ”に行きやすい。国道1号の東京から大阪、みたいな。やがて、年を経て(失敗の)経験とコネや情報が増えるにつけ、ロコの人しか知らないような地味でも静かで、信号もなく車の往来もない農道や林道へとシフトする。それが楽しい! ちょうど、フランチャイズのレストラン→情報サイトの有名店→地元の方しか知らない”あの店”へと移行するのに似ていて。

そんなことを話しながら大城峠を越えて由比の街を見下ろす高台に。さらに農道経由で蒲原の集落に。出会いが出会いをよんで赤池さんの幼馴染の鈴木さん宅を訪ねる。新車にご満悦な鈴木さんを囲んで自転車談義、温泉談義、日本酒談義。とても参考になった!今度は東京のいいところご案内します!

無風、温暖、ピーカン、路面良し、車の往来なし、信号なし、出会いあり。完璧だったなぁ。( https://www.strava.com/activities/6295113601 )

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