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東伊豆町稲取地区(2021)

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【ホスト】合同会社so-an  【旅人】内田涼、清水玲、タノタイガ、松本真結子、水野渚
運営しているクリエイター

#アーツカウンシルしずおか

松本真結子「稲取のサウンドスケープ」(まとめ)

「稲取」 その地名は、MAWに参加することが決まって初めて知った。多くの方がそうであったかも…

タノタイガ「モシモ」(まとめ)

1週間のMAWプログラム滞在先だった稲取から帰ってきて2週間以上が経ち、日常の生活にすっかり…

水野渚「感じた分だけ時が過ぎる」(まとめ)

今ここ・からみる稲取1日、1日と、わたしの身体に時間が蓄積されていく。 東伊豆から戻ってき…

水野渚「漂着した先は、サビオナンド」(7日目)

昨夜は、豪雨だった。夜何時くらいだろうか。雨脚が強まり、雨がトタン屋根を激しく打ち、夜の…

松本真結子「アオ色のある暮らし」(最終日7日目)

稲取のアオ色は、豊かだ。 町の至る所に、アオ色が目に入る。 しかし、その多くのアオ色はあ…

水野渚「波と炎」(6日目)

今日は、年に1回行われる細野高原の山焼きを見学させてもらった。 山焼きとは、草原を維持する…

タノタイガ「ラストサパー」(6日目)

朝6時半の町内放送で目が覚めました。雨で延期になっていた年に一度の山焼きが、本日開催されることがアナウンスされています。 今日の山焼きには、僕らMAWアーティストたちも特別に参加させてもらえることになっていました。眠い目を擦りながら慌ただしく出かける準備をしていると、ホストの荒武さんから電話が入り、僕だけ参加ができないことを告げられました。理由はまたしても息子。山焼きは激しい炎がすぐ近くまできてかなりの危険がともなうために子ども参加はできないとの連絡でした。山焼きの現場はど

松本真結子「山焼きの音」(6日目)

稲取の細野高原にはススキの草原が広がっていた。 山際には、大きな風力発電が立ち並んでいる…

松本真結子「海の落とし物ー竹の琴ー」(5日目)

志津摩海岸には、海の落とし物がたくさんある。 無数に散らばった竹を見つけた。 竹と竹をぶ…

水野渚「透明だけど、たしかにそこにある。」(5日目)

今日は、伊豆稲取駅から2駅下田に向かった先にある、河津へとやってきた。ここにきた表向きの…

タノタイガ「サクラサカズ」(5日目)

今日は河津桜を見に行く日です。 息子の支度が終わるのを赤燈の縁側で煙草をふかしながら待っ…

タノタイガ「ケッカオーライ」(4日目)

今日の午前中のイベントは釣り。息子は東京出発前から楽しみにしていたので多少風が強くて寒く…

水野渚「伊豆稲取と赤色」(4日目)

今日は、伊豆稲取と「赤色」の話をしたい。 稲取は、山と海に囲まれた地区であり、みかん畑(…

水野渚「自然物と人工物」(3日目)

漂流物を探しながら、志津摩海岸を歩いた。 ゴツゴツとした岩浜には、流木やシーグラス、中にはココナッツなどが流れ着いている。波によって、角がとれて丸くなった木々やグラスたち。拾いながら、自然の力の大きさを感じる。 一方、人間が作為的に手を入れてつくったであろうオブジェにも出くわした。 竹と石という「自然素材」を使ったオブジェたち。しかし、整然としていて、「自然に」できたものではないことは、わかる。誰がどんな意図でつくったのだろう。 さらに岩浜沿いを歩いていくと、海蝕洞を