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トレーニングの目的

筋肉をつけたい、カッコいい身体にしたい、キレイなクビレを作りたいなどトレーニングをする人の多くが外見を目的にしている人が多いと思います(特に若い人)

私がトレーニングをする目的は脳と身体のセンサーを活性化(正常化)するためです。もっと言うと脳に新規刺激を与えるためです。

ビジネスにしろ、スポーツにしろ、人生にしろ自分の持っている能力を発揮させる為には脳が機能的に機能してくれることによって成り立っています。

心の健康も体の健康も脳が機能してこそのものです。

その脳を現代人は相当に使わなくなっています。

なぜなら、ほとんど全てのことをスマホが自分の代わりに考えて答えをすぐに教えてくれるからです。その上、SNSからの情報が流れてきて常に受け取り側となり、ネットニュースを見ては否定的な意見をただ持ちがちです。(ビッ◯モーター酷いなとか)

話が少し逸れましたが、トレーナーを13年やってきて人間の脳への刺激不足による問題が潜在的に非常に多く見られているのを現場レベルで感じています。

脳への刺激が足りない→脳が働かない→自分の発想が出ない→能力が発揮出来ない→自己肯定感や自己イメージが下がる→自信を無くしうつ病になる

こんなパターンの人がたくさんいます(と、いうか私がそれでした)

新しい資格を取ったり、興味のある分野の勉強をしたり、スポーツに熱中したり出来る方はそれにより脳への刺激になります。

繰り返しになりますが、私は脳の為にトレーニングをしています。

マシンやウェイトを使い、筋肉が自分の意思と同期する様に筋肉の繊維一本一本に集中力を持たせてトレーニングを行います。少しずつ少しずつ筋原繊維のミオシンフィラメントとアクチンフィラメントの滑り込みをイメージしたりしながらどこまでイメージを深掘り出来るかはその日によって全く異なります。

部位によっては中々起きてくれない時もあるので、その時は自己観察をして原因を探ります。

身体の中というのは情報の海です。37兆個と言われる細胞で成り立っていますが、それらの細胞さえ細かく粒子レベルまで考えると無限とも言える粒子(量子)で我々は成り立っています。

人間には640個もの筋肉があるので1日に10個行ったとしても次に使うのは2ヶ月後とかになるくらい本当はやることがたくさんあります。更にどの筋肉とどの筋肉のコラボレーションといったパターンを考えると簡単に何万通りという数が出来上がります。

人は細胞が劣化していくことを本能的に嫌いますが、逆に言うとそれらを再起動させてくれる刺激には大きな喜びを感じます。それによりβエンドルフィンなどの覚醒作用のあるホルモン分泌が促されます。

因みにβエンドルフィンは私の大好きなホルモンですので、気になる人は調べてみて下さい。

本格的にトレーニングをしている人は週でメニューを決めて行っていますが、私は今自分に必要なことに気付きそこを促す様に行っています。

自分との対話、見つめ直す、気付くという意味でトレーニングは瞑想や自己対話と同じ様な側面もあると思っています。その上で実際に健康体になれて身体も変わるので一石二鳥どころか一石万鳥くらいお得だと思っています。

トレーニングというのは自分の思い通りに動かせなかった部位を少しずつ思い通りに動かせる様にする作業とも言えます。

不思議なコトにひとつ筋肉を促通(筋肉を活性化すること)させることで、次にやるべき課題が見えてきます。

私は集中力的に1回のトレーニングで60分しかやらない人なので、その限られた時間の中でいける所まで進めるというやり方を取っています。

体力をつけたい、筋肉をつけたい、カッコいい身体になりたい、スポーツパフォーマンスを高めたいなどの想いも少しはありますが、あくまでもそれらは副産物で(それも素晴らしいですが)、主な目的は脳と身体のセンサーの活性化であり、脳への新規刺激です。

しばらくトレーニングをサボっても久しぶりに行って働いている状態の気持ちよさを思い出したりすると、やはりそこを促通、活性化するのが楽しくなります。

だからこそ飽き性の私が13年間トレーニング指導の仕事を続けてられているのだと思います。

これからも私の人生の中心には常に脳と身体のセンサーの活性化と脳への新規刺激のトレーニングがあることは間違いないと思います。

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