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誰かの夢のお手伝いをするということ

皆様こんばんは。
こんばんは、ってわかっているのに、『は』か『わ』か迷ったりするよね。
ということで、今日は札幌某所にてレコーディングでございました。

今日の舞台は、すすきのにある『遊びbar サンシュート』さんのお店。
お店のお二人JOKERさんノンさんには大変お世話になっていて、僕がやっている『アビガシ』というユニットをずっと懇意にしてくださっています。

そんなJOKERさんから依頼を受けたのは数か月前。
彼はお店やお仕事の傍ら、北海道の飲食店や農家、ぼくらミュージシャンなどなど、頑張っている人たちを応援したいという気持ちがあって、そんな想いを楽曲にできないだろうか、という相談でした。
もともとアビガシの楽曲を大好きだといって下さっていたので、二つ返事で快諾。相方の ivy が歌詞を書き、僕が作曲をして、完成。デモの時点でとても喜んでくれて、うれしかったなぁ。関東で暮らす大親友であり音楽仲間であり戦友の村田知哉にアレンジをお願いして、かなりいい曲ができました。
ドラムもまさかの生ドラムになりました。すごい。

そしてそして、今日はそのレコーディングだったのです。
お二人曰く、お二人は素人。レコーディングの経験はもちろんなく、ヘッドフォンをしてマイクの前で歌うことなんて初めても初めてだったそう。
緊張感が漂う店内。でも、録音を始めてびっくり。お二人とも、曲をしっかり覚えてくださっていて、めちゃくちゃ録音がスムーズに進みました。
いやぁ、楽しかったなぁ。いい曲にしたい、いい作品にしたい、という気持ちで僕も頑張りました。なんだか、歌い終わったラフの状態だけでも、胸が熱くなる感じがしたもんなぁ。いい経験をさせてもらいました。

初体験に緊張の面持ちの二人

2人とも不器用なんだけど、芯にしっかり熱い気持ちや愛があって、歌がうまいとか、下手だとか、なれてないとか、そんなことまったく気にならない歌入れでした。音楽って時々こういうことが起こるから、離れられないんだよなぁって思います。めちゃくちゃ上手なのもすごいんだけど、人間が演奏したり歌う上で現れる『揺らぎ』みたいなものって、狙ってできるものじゃないし、本当に一期一会だなって思う。

『こんなことが実現できると思わなかった』

JOKERさん、そう仰っていました。
音楽を普段から生業にしていない人が、自分の曲を欲しいなと思ったとき、とてつもない夢物語だって思ってることがわかりました。僕らはもうずっとこうやって生きてきたからとても自然なことだけど、それほど貴重で素晴らしいことを自分はやっているんだな、と改めて思いました。
自分なんかに何ができるんだろう、なんで生きてるんだろう、なんて悩んだ時期も、若い頃はありました。僕は組織に属するのが苦手で、会社員は長続きしなかった。だから当時の僕はそれを周りと比較して、自分をただのゴミくずだと思っていたんですね。かわいそうに。

でもこうやってミクロマイクロミュージックの活動を通して、今回のように誰かの夢をかなえる力が自分にもあるんだとはっきりわかったことで、やっと僕の自信に根拠がつきはじめたのかも、と思います。
これからも、ミクロマイクロミュージックは、たくさんの人の『やってみたいけどできない』のお手伝いを大事にしていきたいです。

すすきのにある『遊びbarサンシュート』は、とても変わってて面白いお店です。強面だけど、優しくて多才なおじさんが待っています。見た目ターミネーターみたいだけど、とても良い人なのでご安心を。
ちなみに、月一でアビガシのイベントも開催させていただいています。

行ってみてね

『遊びbarサンシュート』
〒064-0805 北海道札幌市中央区南5条西5丁目11−3
ソシアル桂和ビル 7階




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