お茶と水が嫌いだった話

ここ数年、血糖値の数値が怪しかった。わかっていた。
家はそもそも糖尿家系。祖母も、母も、糖尿である。
そもそも肥満ボーイを続けてきた僕も、身体の異変にはなんとなく気がついていた。変なだるさとか。夜中に急に頻尿になったりとか。

最近病院で「いよいよお薬で治療しましょうね」といわれ、薬をもらっている。これは僕も、糖尿病初級ということである。こうなってしまった背景には僕の食生活があるのだ。そして僕はとにかく、お茶と水が嫌いだった。

長らくデブキャラでやってきた僕だが、実はこうみえてお菓子や甘いものはほとんど食べないし、そもそも全然買わないのだ。この話をすると、「え?じゃあなんでそんなに太っちゃったの?」と言われるのだが、原因はおそらく三つ。

  • 極度の運動嫌い

  • 深夜など、変な時間の食事

  • ジュースや甘いコーヒー大好き

この中でも、甘いジュースやコーヒーが元凶だと思う。絶対そう。
今まで何度も、お茶や水を飲もうと試したことはある。自宅にウォーターサーバーを置いてみたことだってある。だがどうだろう。僕はいかんせん、味のないものが嫌だったのだ。いや、わかるよ。わかる。お茶にはさまざまな風味や味、その中に甘味があるのもわかる。でも違うんだ。僕が特に好きだったのは、缶コーヒーと、オロナミンCを代表とするエナジードリンク系のジュースだ。これがたまらん。たまらんのだ。

オロナミンCに関しては、飲むと必ず頭がすっきりと言うか、シャキッとする感覚があるので、おそらくあの飲み物の中の何かの成分に依存してるんだと思う。デカビタとか、ドデカミンとか、同じ系統の飲み物では何故かこの現象はおきない。ちょっとだけ怖い。
モンスターやレッドブルも本当にすき。ここが日本でよかった。外国で売ってるのと同じ成分だったとしたら、僕は多分とっくに死んでると思う。
あとあれ、コーヒー牛乳。これも狂ったように飲んでた。その時の食事が寿司であってもコーヒー牛乳を飲んでいたっけな。500mlの紙パック、僕はここまでで何百パック買ったかわからないレベルだった。

飲むと、なんだか気持ちいいんだよね。特有の甘さ、風味。
脳みそが喜んでいるのがダイレクトにわかるあの感覚。なんなら、水やお茶では喉の渇きが治まらなかったほどだ。気のせいだったんだと思うけど。
とにかく、果糖液糖的な甘味がないと嫌だったんだね。若い頃、缶コーヒーブログを書いていたなそういえば。コンビニやスーパー、自動販売機に売られている缶コーヒーで、飲んだことのない味がなかったっけな。よくやってたわって感じ。しかもそのブログ、誰にも公開せずに自分だけの日記みたいに使ってたんだよな。確か、Seesaaブログだったっけ…

しかし、そんな甘味大好き大名の僕にも変化が訪れる。
いよいよ数値に影響が出始めたからなのか、急にお茶を受け入れられるようになった。きっかけは全然思い出せないけど、麦茶や烏龍茶、ほうじ茶、緑茶を美味しいと感じるようになったんだよなぁ。これは、舌の変化?老化?

子供の頃にこっそり舐めたお酒がゲロマズに感じたのに、大人になるとそれを美味しく感じられるようになる現象と同じことが、僕に起きたのだろうか。だとすれば、僕の舌は子供のままだったということだろうか。大人になるまで時間がかかったな…30代後半にして、ようやく成人したようです。

今は、自宅でお茶を作って冷蔵庫に常備したり、仕事に水筒を持っていくほどに進化したのだ。お茶の中で特に好きなのはほうじ茶。キンキンに冷えたほうじ茶は、最高だ。ガブガブ飲める。これを書きながら飲んでいるのは、烏龍茶だけど。

そうそう、僕はわがままで、飲み物は冷えてないと嫌症候群です。
よく妻にも怒られるんだけど、飲み物冷たくないと飲みたくないんです。
ぬるいとまずくない?というわけで、何かを飲むときは必ず氷を入れて冷やす。特に夏は毎日氷を作っている。キンキンを感じると、頭が気持ち良くなるので、これももしかしたら依存なのかもしれないね。怖いわ。
でもね、大進歩。ジュース今でも飲むんだけど、ゼロカロリーのものを積極的に飲むようにはなった。『人工甘味料は身体に悪いうんぬん』みたいなのは気にしてません。なんでもとりすぎるからいけないのであって、普通にしてる分には大丈夫ですよ。マジで。人工甘味料なんか遥か昔からあって、今なんかさまざまなものにつかわれてるのに、深刻な健康被害の話なんかきかないわけだし。とりすぎるからだめ。甘いジュースを飲みすぎた僕が、糖尿になったように。

なんかすごい面倒臭い人間だなコイツ…って思われるような記事になってしまったな。でも仕方がない。これもまた真実。

ちなみに、水は今でも単体で飲むのは好きじゃない。味がないから。
冷やして飲む作戦も、水に関してはあんまり効果がない。水道から直接よりは飲めるけど。でも、不思議なことに、ラーメンを食っている最中だけは、水が世界一美味しい飲み物に感じる。この時ばかりは、何十杯でも水が飲める。この現象はなんなんだろうね。塩分が関係してるのかな?

今日は保険の切り替えの手続きとかにも行ってきた。
非常にスムーズに終わったので安心した。明日も明後日も、やることあるぜ。まだまだがんばるぞーーーーー!

というわけで、こんな記事を読んでくださってありがとうございました。
ミクロマイクロミュージック、お問合せお待ちしております。

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