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これでわたしも三刀流

「二足の草鞋を履く」の類語を調べたら「二刀流」にありついた。何だ全然普通じゃないか。「井の中の蛙」は「夏の虫、氷を笑う」ともいえるみたいに、もう少し綺麗な答えが欲しかったのが正直なところ。
 だけど同時に「三刀流」という言葉も頭に思い浮かんだ。両立が難しい2つのことを両立するのが「二足の草鞋」と「二刀流」なら、三刀流ではさらにもう1つを合わせてこなさなければならない。

 ロロノア・ゾロってすごいなあ。

 今年に入って某海賊漫画にハマったわたしは、いつの間にか「三刀流」と言われるとあの隻眼剣士が連想される脳みそになった。


 わざわざこんな話で書き始めたのは今日の文章が堅苦しく、そしてどこか理系じみた感じになるのを避けたくて。

 話題は単純。
 昨日からプログラミングのお勉強を始めました。

 かねてより「わたしは文章を書く仕事をするんだ」と言い続け、ここでnoteを書きながら執筆の仕事もぼちぼち請ける今日この頃。
 ただ純粋に「文章が好き」という気持ちもあるけど、実はそれ以前にアルバイトやフリーランスで生きていきたい理想がわたしの根本にあった。

 原稿を何度も納品していくと次第に書くペースも安定するし、依頼の頻度もだいたい掴めて、週にどのくらいの時間が執筆に費やされるのかはっきりと分かるようになった。
 おかげで最近、家にいながら暇を持て余してしまうことが結構多い。そこで特に原稿も予定もない日でも充実した時間を過ごせるよう、先述の通りプログラミングの勉強を始めたわけである。


 稼ぎ口が多いに越したことはない。まだ駆け出しの自由業なら尚更だ。どれか1つがダメになっても路頭に迷うリスクは減るから。
 とはいえ、実はほんの数週前までは「プログラミングなんてやってられっか」と全くそっぽを向いていた。プログラマーが不足している、プログラミングは稼げる、とか結構聞いてはいたけれど、わたしがカタカタ綴りたいのは日本語なんだと。

 それなのになぜプログラミングを始めたか。
 当然、ただの思い立ちである。たぶん何かしら「やってみようかな」に至るきっかけはあったはずだが覚えていない。つい昨日の昼間ことなのに。
 でもこういう「ふと気が向いた瞬間」には必ずご縁が潜んでいるのがわたしの人生。とりあえずProgateという学習サイトで基礎中の基礎をかじってみたら、まあ面白いことこの上ない。初日でいきなり有料会員。4時間くらいひたすらカタカタ日本語ではない何かを一心綴っていた。

 書いていて楽しいのなら、わたしにとってそれは実質“文章”である。

 アルバイトやフリーランスで生きていきたい。別に大富豪には興味ない。まあ高くても月20万円くらいの出費で生活できればそれで良い。
 この目標をより効率良く果たせるように、今後はプログラミングも執筆同様頑張りたいと思っている。“効率良く”というのはもちろん時間の面でもあるが、何より心の余裕の面でも。
 良い原稿依頼があまりないとき、そこしか稼ぎ口がなかったら嫌でもとにかく書くしかない。だけど他に手段があるなら、楽しくない文章は断る勇気も持てるだろう。


 思っていたほど堅く理系な記事にならなくて安心した。そんなにプログラミング自体を語らなかったからかな。

 ちょっと背伸びの原稿執筆、学生らしくアルバイト、そして新たにプログラミング。

 これでわたしも三刀流。
 ロロノア・ゾロみたいなすごい人になりたい。


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