半年ぶりの夢の国へ DAY1
前回ミラコスタに宿泊したときにディズニーリゾートを訪れたのが今年の1月のこと。
その後2月の末に友人とまたそこに行く予定を入れていたところ、
予定の前日に新型コロナウイルスの為の休園が決定したのでした。
仕事のお昼休憩中にそのニュースをテレビで見た私はひどく落胆しました。次の日も「本当なら今あそこに居たのに…」と呆然として家で過ごしたのを覚えています。
それから時間が経ち、7月に再開。
年間パスポート所持者のための抽選入園枠ができることが決定。
私と同居人の誕生日は8月のとある土日(1日違い)。第五希望まで出せる中、それぞれの誕生日でランドとシーを1日ずつ入れ、最後の第五希望は翌週の土曜日にディズニーランドを入れ、「まぁ期待はしないでおこう…」程度の思いで抽選を申し込んだのです。
そして当落発表の日。10:00には結果が分かります。
同居人からは「仕事が終わるまで見ないほうがいいよ。もし落選だったら落ち込んで午後仕事にならないでしょ。」と言われました。
けど、お昼休みには逆にそわそわしてしまい午後の仕事が手につかないんじゃないかと思うくらいでした。とりあえず、Twitterで他の人の当落状況を見てみることに…
トレンドの上位になっていた「年パス抽選」で検索をかけると、当選している人はかなりの人数居ました。第五希望まで全て当選している人も。
「これなら私も大丈夫なんじゃないか…?」
淡い期待を胸に、当落発表の画面へスマホを切り替えると…
…
…当たった
…当たった?!?!?!
しかも誕生日当日?!
あげくシーとランド1日ずつ?!?!
ということで、同居人の誕生日にシー、私の誕生日にランドという最強の誕生日を過ごすことになりました。神様、そしてウォルトは微笑んだ…ありがとう…ありがとう……
ここまでが前置きです。
ここから、第二波が騒がれる中私たちがどうやって過ごしたのか、パークはどういう状況だったのかなんかを記していきたいと思います。
1. 行く前の準備
感染対策はとにかくできるだけのことをしよう、と思いました。
大きい方のボトルにハンドソープが、小さい方のボトルにアルコール消毒液が入っています。
ハンドソープのボトルですが、キャンドゥで泡で出るタイプのものを購入しました。実際に泡ハンドソープの詰め替え用を入れて使用しましたが、本当に泡で出る…すごい。
かなり多くの箇所にアルコール消毒液は設置されていますし、お手洗いには勿論ハンドソープも置いてあります。ただ、自分用のものを持ち歩くと(特にアルコール消毒液に関しては)気になったときにいつでも使えるので、安心感はありました。この他にアルコールウェットティッシュと、予備のマスクも多めに持参しています。
「とにかくこの場所から感染者を出したくない」という思いが強い… あとは職場で後指さされたくないから、という気持ちもありました。
2. ホテルチェックイン
年間パスポート利用の枠は、14:00からの入園でした。その為先にホテルに車を置いてチェックインを済ませます。
今回宿泊したのは三井ガーデンホテルプラナ東京ベイ。
私は幼い頃から家族と何度か泊まったこともある、好きなホテルでした。
今回利用はしませんでしたが、Gotoトラベルのプランもあるようですね。
そしてこちらのホテルはディズニーリゾートのパートナーホテルの1つなので、両パークへの無料の直通バスが出てるのも魅力です。
他にも、大浴場があったり駐車場の1日あたりの値段がかなり安かったり、と、自分たちの条件に合致していました。
今回は駐車場代込みで素泊まりのプランを予約しました。
13:00ごろに到着。入り口で消毒と、検温。
簡単な体調のチェックも行われました。
チェックインを済ませると、もうお部屋の清掃が済んでいるとのことで、先に部屋に荷物を置けることに。
お部屋はこんな感じ。
風呂トイレが別なの、かなり嬉しい…。
あとフットマッサージャーが置いてあります。
たくさん歩いて戻ってくるので、これも嬉しいな…。
3. いよいよパークへ
直通バスに乗り、パークへ。時間は約20分。
車内ではリゾート内での感染対策に関する映像が流れていました。
https://youtu.be/7HjcT_RwEPs
https://youtu.be/ECtXvnF6GFU
https://youtu.be/6PWqchQHnK0
※これからパークは行く予定がある、行くことを考えている方は必ず1度目を通しておいた方がいいです。
ランドでもう1組の乗客を下ろすと私たちしか居なかったので、運転手さんと少しお話ししました。
久々のパークにドキドキするかな?と思っていましたが、逆に着いてもまるで実感が湧きませんでした。
待機列に黄色い線が引いてあり、感染症対策のため、1グループにつき1エリアで待機するように、とのこと。
14:00と一番暑い時間帯なので、このせいで検温に引っ掛かったらどうしよう…体調めちゃめちゃ良いけど…と不安になりました。
日傘でどうにか直射日光を避けながら、金属探知機をくぐり、手荷物検査と検温を済ませました。基本的にエントランスゲートをくぐるまでは待機指示の線に沿ってソーシャルディスタンスを保つようになっています。
エントランスでまず当選の確認をしてから、入園。
くぐったら即手指アルコール消毒!!万が一のウイルスを持ち込まない為にも大事です。
いつもなら人が流れ込み続けているアクアスフィア前でしたが、この8月の土日を考えたら圧倒的に人は少なかったです。制限してるってすごいな。
でも、パークBGMが聴こえて、メディテレーニアンハーバーに向かって歩き出すと、「あぁ、帰ってきたなぁ」という気持ちになりました。半年以上待ち焦がれていたにしては、興奮よりもはや安心すら覚えました。
ゆっくり散策がてら、アメリカンウォーターフロント方面に歩いていくと、どのショップも入口と出口が分けられていて、必ずアルコール消毒してから入店、という形を取っていました。
店内の人数はカウントしているようなので、タイミングによっては入店制限を実施している場合があるかもしれません。
4. センターオブジアースへ
とりあえずアトラクションに何かしら乗りたいということになり、日陰で待てそうなセンターオブジアースへ。
ファストパスは全て中止されていました。スタンバイは40分。
ですが、待機列はどうしても一定の間隔を開けるので、かなり長い列になっていました。
本来40分待ちと言うとそこまで長いイメージはないのですが、この日はエリアを突き抜けマゼランズの前まで伸びていました。
このマルのあたりで並び始めました。
この日乗車はできませんでしたが、ソアリンはエリアを二つ突き抜け、マーメイドラグーンの方まで行っていたとか…。
間隔が空いているだけで時間はそこまで長く無いので、列はかなりサクサク進みます。
ただ、サクサク進むから…と言ってよそ見して歩いていると、うっかり間隔をあけるのを忘れてしまいがちになるので、ゆっくり歩きながら前の人が止まるタイミングを見計らった方がいいような気がしました。
途中乗車までの通り道としてあるエレベーターでは、3グループが1mずつぐらいの距離を確保して乗り、移動。
そしていざ乗車!1台3列のうち、真ん中の一列をあけての案内でした。
久々に乗りましたが、めっちゃめちゃ楽しい…
布マスクの内側がバタバタバタバタと凄いことになりましたが、どうでも良いです。
降車して出口に向かうと、やはりアルコール消毒。
どのアトラクションもですが、乗車前より降車の際に消毒を促されるイメージです。気になる方は持参のスプレーやウェットティッシュなんかで乗車前にも、だと徹底されるかと思います。
そして乗車後、同居人はターキーレッグとビールで優勝しました。私は暑かったので、アイスで一休み。
5. 半年ぶりのミッキーマウス
メディテレーニアンハーバーで、あるタイミングでミッキーマウス達がフロートに乗ってご挨拶に来てくれる、という情報を事前に仕入れていた私は、アメリカンウォーターフロント側、リドアイルの上あたりに移動しました。
このへん。けっこうよく見えました。
ちなみに今回のようなキャラクターとのご挨拶を目当てに、一定の場所で時間まで待機するのにも、ソーシャルディスタンスを取ることに関しては徹底されていました。
各所にマークが付けられていて、複数人で来ていても一人一か所、この場所で待機するようにとの指示でした。
こういう感じ。隣り合うことのないよう、ジグザグにこのマークが設置されています。
定刻になるとミッキーの声が。対岸の橋の奥から、大きく手を振ってこちらへやって来るミッキー&フレンズ。
そしてBGMは「ミート&スマイル」。
かつて行われていたショーの音源がかかるとオタクは涙腺がやられます。Apple Musicでも聴けます(こちら)
案の定泣きました。
グリーティング(=キャラクターとご挨拶)が出来ない今、この海の上からならたくさんのゲストの顔が見られる、距離はあるけれど、あそこならきっと来てくれたゲストに挨拶ができるよねって気持ちで彼らが来てくれたんじゃないか… 会いたい気持ちはゲストだけじゃなくてミッキーも同じってこと…?
ミート&スマイル…?笑顔で…?あぁ…
とものの数分でオタクの妄想がこみ上げてきて泣きました。
最後、フロートが消え入るところまで見える位置にいたのですが、ゲストが見えなくなっても、こちらからだとキャラクターの指先しか見えないぐらいに隠れてしまっても手を振り続けてくれているのがとても印象的でした。
6. タワーオブテラー
ミッキー達を見送った後、場所が近いから、ということもあり無かったのがタワーオブテラー。この時30分待ちだった気がします。
最後尾はファストパス発券所のあたりでした。ただ、時間はそこまでながくありませんでしたが、かなーりぐるぐるしました。
また、三密回避の為、最初のシリキ・ウ・トゥンドゥの呪いやハイタワー三世についての前説は一切なし。
その為、比較的サクサクっと乗り場まで案内されます。
このバックグラウンドを知らない人にとっては、ハイタワー三世の「何故忠告を聞かなかった…!」という一言が「何も言われてないが?」としかならないのがちょっとウケました。
乗車はセンターオブジアース同様、3列あるうちの真ん中2列目を空席にして案内。
また、グループ同士の間にも1席空席を作っていました。
そのため、所謂「黄色い紐抜けませんよチェック」(絶叫マシン等の強い加速や衝撃があるアトラクションにおいて、安全ベルトがちゃんと刺さっているかどうかを調べるためのチェック)が、めちゃめちゃ早く終わります。なるほど、乗車人数が少ないとこういうこともあるのか…と思っている間にエレベーターは上昇。この日は雨予報もあったせいか、最上階の窓からのぞいた空はかなりどんよりしていて、思わず「天気悪ゥ!!!!」と叫んでしまいました。
7. タピオカと、2回目のミッキーマウス
この日2回目の水上ご挨拶があるので、再度ハーバー付近へ。今度は反対側のこのあたりに移動しました。
こちら側の方が先ほどよりも多少近くに感じられます。
開始時刻まではまだ多少時間があったので、近くにあったカフェ・ポルトフィーノでタピオカドリンクを購入。
めちゃめちゃ苺!タピオカそのものも苺味なので、より濃く感じられます。
ちなみにこの回は1回目に見た回よりも周回が多く、長くご挨拶ができました。
嬉しいねぇ…
8. さらにドリンクを求めて
同居人の好物は「ヨーグルト味のもの」なのですが、ヨーグルトドリンクがマーメイドラグーンにあるとのことで、待ち時間を見ながらも手持ち無沙汰、日も落ちてきて歩くのに暑すぎずいい気温になってきたのもあり、向かいました。
実は、今回全てがハーバーとウォーターフロントで完結してしまっていて、奥の方に行くことが少なかったのもありました。(インディージョーンズに乗りたかったのですが、結構待ち時間が長かった)
夏の土日のマーメイドラグーン、しかも夕方といえば、屋内で冷房の効いた施設ということもあり、例年は朝早くから運転して家族を連れてきたお父さんがヘロヘロになって座り込んで寝落ちしてる様を見るのが多いのですが、今年はガラッガラ。こんなラグーン見たことない… と、同居人と驚きました。
ヨーグルトドリンクを購入してご機嫌の同居人と、冷たいウーロン茶を飲んで涼むことのできた私でした。
9. 予約したレストランへ
18:30から、リストランテ・ディ・カナレットを予約していた私たちは、ドリンクを飲んだらまたハーバー方面へ移動。ほぼ反対側なのに。
何度も足を運んでいる、イタリアン中心のレストランです。結局カナレットがうめぇんだよ…と言い、今回も予約しました。
入り口でまずは例の如くアルコール消毒。
席に通されると、キャストさんがお水、お手拭き、マスクケースを持ってきてくれました。
(実はこのマスクケースに利用されているのが、ターキーやチキンなんかを包むペーパーです。)
メニューは渡されず、テーブルに配置されたQRコードをスマホなどで読み込んで確認します。できるだけ触れるものが少ないように…という配慮ですね。
シルバーもセットはされず、必要数をバスケットに入れた物を持ってきてもらい、都度取って使う形式です。できるだけキャストとゲストが接する時間が少なくなるように計算されているのだと思います。
お酒の強くない私が唯一美味しいと思えるスパークリングワイン「モスカート・ペタロ」です。これが飲みたくてカナレットに来ると言っても過言ではありません。
こちらの前菜と一緒に飲み進め、かなりいい気分になってきました。前菜もひとつひとつが美味しい…
この後メインのハマグリのペペロンチーノが来たのですが、あまりにおいしそうで写真に撮るのを忘れたらしいです。出汁がしっかり出ていて、貝もたくさん入っていました。ひと口ごとに貝を口に入れても、最後までお皿に残るぐらいたっぷりで嬉しかった記憶があります。
そしてデザートは、ピーチコンポートとバニラムース。
ミッキーマウスの概念…?
ミッキーマウスの概念を食べました。
桃とバニラムースはもちろん美味しいのですが、周りのゼリーにミントの香りが感じられて、スキッとした後味でした。食後に頂くのにはぴったりです。
バースデーシールを貼っていたので、小さなクリームのプレートをいただきました。こちらも美味しくて可愛い!
10. 最後に体力を全消費
レストランを出て、最後に何か乗れるアトラクションはないか、とアプリを確認しつつうろうろしていると、何とトイストーリーマニアが40分待ちとのこと。
閉園時間を過ぎての乗車になるのでご注意ください、とのアナウンスがありましたが、全く問題ないので即座に並びました。
待機列のここが幻想的で好きだな、と毎回思います。
3Dメガネは自分では取らず、人数分をキャストさんから手渡しされます。不特定多数が触るよりは、ゴム手袋をしたキャストさんだけが触れる方が確かによほど良い。
ここでマジのマジに本気を出してしまったので、最後に体力がゼロむしろマイナスまで持っていかれました。
11. バスでホテルへ
一通り1日目を楽しんだ私たちは、バスでホテルへと戻ります。入り口で再度アルコール消毒と検温をし、入館。
ホテル一階のナチュラルローソンで夜食を買いました。
コース料理食べてきたのにこれを入れようとする胃が信じられない。
8時閉園なので、お風呂に入ってゆっくりしても10時すぎ。園内の滞在は6時間とやや短めなのでできることも限られてはきますが、疲れてヘロヘロでどうしようもない…という感覚では無いのがいいところかもしれません。
24時間テレビをぼんやり眺めながらカップラーメンを食べ、フットマッサージャーで疲れた足を休める…最高のひととき…
こうして久しぶりのディズニーリゾート、
1日目のディズニーシーは幕を閉じました。
園内の感染対策はかなり徹底されています。
前述した通り至る所に消毒液は設置されていますし、人と接する場面を減らす努力もなされています。また、マスクをしていないゲストには「お持ちですか?」と声をかけるキャストさんも居ました。
ゲスト一人一人が意識して距離を保ったり、消毒に協力する姿勢を見せることで、より安心して楽しむことができるなとも感じます。
それでは、2日目のディズニーランドのnoteへ続きます。
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