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All NEED IS LOVE

少し前なのですが、名古屋のtoricafe 岡田さん
からお誘い頂き、宮城でFattoria AL FIOREというワイナリーをしている目黒さんの会、
「Hygge 暮らしの豊かさとは」に
参加させて頂きました。

目黒さんのワインは飲んだことももちろんあり、ワイン造りだけでない活動をされているのも
メディアなどで拝見しており、お会いしたいと思っていて、いつ行こうかと考えているところで、
このご縁があり、とてもワクワクしていました。

質疑応答もあり、質問もさせていただきました。
僕は、生産者の方に会う際に、
ワインのテクニカルなことは聞きません。
それよりもその方の生き方や考えていることを
せっかく本人にお会いできるなら、
聞きたいのです。
そしてそれを伝えていきたい。

○質問について
・無農薬、自然栽培についての考え方、またそれらを買うことについて、
オーガニックだから買う、後ろの品質表示ばかりを見る人などについての考え

これは今までお会いした生産者の方にも
訪ねている質問でした。
目黒さんの答えはこうでした。
「じゃあ皆さんは今100%ナチュラルですか?、そんな人はほぼいません。」
「でも自分は自然が好きだし、それをこれからの世代に繋ぐためのことをしている」
無農薬だから、オーガニックだからで買うのではなく誰から買うか。
この人のものを買いたい、応援したいなど。
そう思えた人たちのものを買えば良いと。

・農薬や化学肥料について
「今のところは環境にも恵まれて使わずにこれているけど、もし本当にそうしないと葡萄の樹が助からないのなら僕は使います」と。
「葡萄は自分にとっては子どものようなもので、皆さんは子どもが病気になり、
死の境をさまよっても、それを押し通しその命を諦めますか?、僕はできない。」
元々、目黒さんのワインを扱いたいなと考えてはいたのですが、
これが決め手となりました。
ワインや葡萄を本当に自分の子どものように話していたこと、
自分たちだけではなく地域の文化、技術の継承のために和紙ラベルの使用や、養蜂家の方からの
蜜蝋で蓋をするなどしており、
なぜこうしているのかという部分を突き詰められていました。
そして一番大事なのは愛だと話していました。

・怒らない
怒るというネガティブな気持ちは葡萄やワインたちの中の酵母が萎縮してしまう。
怒らないし、自分が嫌な人はワイナリーには入れませんと語っていました。

・ナチュラルワインとは呼ばない
他の人や雑誌ではナチュラルワインというところにカテゴライズされるけど、
自分たちでは言っていない。
ナチュラルだからケミカルだからではなく自分たちが自然と共生しながら、
この地で次の世代の人たちにベストな状態でバトンタッチできる造り方で
ワインを造っているだけ。

・ワインは自然ではない
人が収穫し、潰し、発酵させボトルに詰める。
だから人が自然の恵みから造るもの。

・すごいと思われたくない。
それはその言葉の後に(でも自分たちにはできない)が含まれるから。
それぞれができることは必ずあるはずだから。

想いを持った人の元にはまた想いのある人たちが集まっていくんだなぁと。
自分たちにできることは、進むべき道が見えてきた気がします。

他にもたくさんのお話がありましたが、そこからピックアップして描かせて頂きました。

今後、目黒さんのワインたちは岡田屋に並びます。
ぜひみなさまにも味わって頂きたいです!
ありがとうございました。
また宮城に必ず伺います。

All need is love

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