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日本は電気自動車で世界を席巻できるか?: 全固体電池の特許数について

1.電気自動車に必要な技術「航続距離」「充電時間」

以前の投稿(↓参照)で、EV(電気自動車)に関して、今、思っている課題と疑問を4つ挙げて説明しました。

課題と疑問の4つとは、
❶EVは本当にカーボンニュートラルとなるのか。
❷1回の充電での航続距離はどれくらいか。
❸日本の充電設備は、今後増えていくのか。
❹充電時間はどれくらい掛かるのか。
です。

現在、世界各国が電気自動車開発にシフトしており、特に、❷の航続距離❹の充電時間に関しては、今後の電気自動車の勢力図を左右する技術となります。

そんな中、今日は、日経新聞の日本にとって明るい記事を紹介します。


2.トヨタ、全固体電池の特許数首位 早期実用化が課題【日本経済新聞2022.7.7朝刊】

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全固体電池とは、電気を繰り返し充放電できる二次電池の一種で、電解質を従来の液体から固体に変えたものです。

全固体電池は、自動車の航続距離を2倍に延ばせたり、充電時間を3分の1に抑えたりすることができる可能性があると言われています。

そのため、電気自動車の性能向上には欠かせない超重要な技術の一つになっています。

本記事では、この次世代電池の本命とされる「全固体電池」の特許は日本勢が優勢であるということを記載しています。

先日の私の投稿(↓参照)の中でも、日本の国際特許出願件数が、世界3位(1位 中国、2位 アメリカ)近年の「中国」の台頭が見られますが、その差は、まだ、それほど大きくは開いていません。

世界視野での特許出願の志向が広まっていますが、日本も特許に関しては、世界トップクラスのポジションにいます。

その中でも、この全固定電池の特許数の上位5社中、トヨタ、パナソニック、出光興産、村田製作所の日本勢4社が占めていることは、今後の電気自動車の日本のシェア拡大の追い風になるのではないでしょうか。


3.さいごに

先日の投稿(↓参照)で、デジタル競争力、ジェンダー平等 他に関して、世界における日本の相対的な地位が落ちているとお話ししました。

しかしながら、日本の国際特許出願数は、中国、アメリカに次いで、3位であり、技術立国の面目躍如だと考えていました。

そこに今日の記事を読むと、日本の技術は、底力があるなと感心しました。

特許を見ると、近い未来の姿が見えて来ると言われていますが、出遅れた電気自動車の開発ですが、明るい兆しが見え、大変頼もしく感じました


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