見出し画像

トヨタの技術展開: リンナイと水素調理器を共同開発【2022.10.5日経新聞】

1.トヨタ自動車の技術戦略

以前の投稿(↓参照)で、電気自動車についてお話ししましたが、その中で、トヨタ自動車の戦略について、少しだけ説明しました。

トヨタのカーボンニュートラルへの対応は、非常に戦略的で、EV(電気自動車)、ハイブリッド、FCV(水素と酸素で発電する燃料自動車)等も手掛けるフルラインナップメーカーとしての戦略でした。

その前提には、日本国内の状況を熟慮しているようです。

❶国内の全乗用車をEV化した場合の必要電力量は、電力ピーク時での発電能力でもまかなえないという試算があること

❷EVで使用する蓄電池の生産には多くの電力が必要で、その電力が今の日本のように火力発電由来の場合、生産時にかなりのCO2を排出すること

❸そのため、自動車を完全EV化すると、クリーンな電力の量も少なく、コストも高い日本での生産は難しく、必然的に海外に生産拠点を移すことになるとのこと

一方では、ヨーロッパや中国での2035年ガソリン車販売禁止の方針が示されたため、トヨタは、昨年、レクサスを全タイプEV化目指すという宣言をし、トヨタ車のEV化に向けた大きな舵取りをしました。


2.世界の自動車業界の状況

トヨタや日本の自動車メーカーは、これまで、環境対応としてハイブリッド車技術で最先端を行っており、その技術においては欧米や中国の自動車メーカーは、太刀打ちできない状況になっています。

そこで、彼らは戦略を変更し、ガソリン車ではなくEV車での闘いへとシフトしました。

特にヨーロッパは、再生エネルギー比率も高く、EV化することで、カーボンニュートラルを実現できる可能性が高いためです。

そこで一気に、ガソリン車ではなくEV車の開発にシフトして来ました。

新興の中国の自動車メーカーも、ハイブリッド車等の技術では、太刀打ちできないため、しきりにEV化を進めています。

先程、説明した通り、トヨタは、EV(電気自動車)、ハイブリッド、FCV(水素と酸素で発電する燃料自動車)等を手掛けるフルラインナップメーカーの戦略を取っているため、EV化の潮流に素早くシフトしています。

一方では、ハイブリッドやFCV(水素と酸素で発電する燃料自動車)の技術開発も進めており、それらの技術蓄積もあります。


3.トヨタの新たな技術展開

今日の新聞で、そのFVCの技術展開と考えられる共同開発の記事がありましたので、紹介します。

◆リンナイとトヨタ、水素調理器を共同開発 静岡の実験都市で【日本経済新聞2022.10.5朝刊】

↓有料会員限定サイト

これは、トヨタがリンナイと組んで、水素を利用した調理方法の共同開発を始めたという記事です。

燃焼時にCO2を排出しない水素の利用拡大につなげるために、水素使用のオーブンなどの調理機器を開発するとのことです。

自動車のために開発していた技術がこのように、展開していくのは、本当に素晴らしいことだと思います。

トヨタ車のEV化は、もとより、その他の技術の展開に今後も注目したいです。


💎株式会社ラフ・ダイアモンド ホームページ

SDGsとDXで企業の『価値創造』をサポート

↓こちらのロゴをクリック

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?