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【実践】ChatGPTを活用してビジネスプランを作ってみた

こんばんは。Mickey★です。

4月末に企業分析ハックさんと大手町のランダムウォーカーさんが月1で開催しているマーケティング講座で、Chat GPTを活用して1日でビジネスプランを実演で作るという講座を行っており、参加しました。
※講座は有料のため、一部だけ抜粋して、お話させていただきます。

企業分析ハックさんがビジネスプランを作る上で、使うフレームワークの一つとしてリーンキャンパスを紹介してくれました。

リーンキャンパスは、アメリカの起業家アッシュ・マウリャ氏によって提唱されたフレームワークで、スタートアップのビジネスモデルを可視化することを目的として使われます。
ビジネスの事業構造を可視化するためのフレームワーク「ビジネスモデル・キャンバス」から、スタートアップには重要ではない項目が省略されており、よりスタートアップにとって重要な顧客・課題・製品などにフォーカスできるように設計されている点が特徴的となっています。


リーンキャンバス(引用元:東大IPC)

上にある9つの項目を埋めていくのですが、埋めていく順番があり、最初は、顧客の課題と顧客セグメント、価値提案を埋めていく形となります。
それぞれの項目に記入する内容は、以下の通り。

①顧客の課題
 顧客が解決する必要のある課題は何か(複数ある場合は、最も重要な課題
 を3つに絞り込んで記入)

②顧客セグメント
 どのような顧客(群)をターゲットとするか

③価値提案
 顧客課題に対してどのような独自の価値を提案できるか(他社と比べた時の自社製品・サービスの強みを記入)

④ソリューション
 顧客課題をどのような策で解決するか(ある程度具体的に記載)

⑤チャネル
 顧客にどのような経路で価値提案を行うか

⑥収益の流れ
 どのようなタイミング・価格でどのような種類の収益を獲得するか

⑦コスト構造
  コストはどのくらいかかるのか

⑧主要指標
 成長度を測る指標は何か(コスト構造における損益分岐点をベースに設定)

⑨圧倒的な優位性
 競合他社に対して自社が持つ圧倒的な優位性は何か(情報・人脈・ブランドなど、製品以外の面から記入)

Chat GPTでビジネスプランを作る

Chat GPTの使い方としては、平気で嘘をつくこともあるので、ファクトは実際にインターネット等で調べる必要があります。
そのため、最初にキャラクターを設定して、何かをテーマに考えさせたりさせる部分で活用できるとのことでした。

私が試したのは、ビジネスがBtoBでターゲット層も限定されるため、結構、難しい条件だったのですが、質問をしてビジネスモデル・キャンパスを作ってみました。

質問の仕方なのか、最初の前提条件や制約条件の問題のせいか、顧客の課題があまり深堀されていないビジネスモデルプランとなってしまいました。
おそらく、その原因が作りたいパッケージになるように誘導して質問したからではないかと思うのですが、なんとなく、Chat GPTが得意とするテーマと不向きのテーマがある気がしました。
それなりのビジネスプランは書けるのですが、他社との差別化や競争優位の部分がありがちな課題に落ちてしまい、自分がお客様の立場になった時に刺さらないな~と感じました。
ただし、チャネルとかでは、業界イベント、コンファレンスへの参加や業界専門誌、オンラインメディアに、専門知識や成功事例を共有する記事を書くこと等、私が考えても出てこないような答えを貰ったりできるので、気付きを得たり、自分の考えを整理したりするのに使うのは、良いように感じました。

結局、ビジネスモデル・キャンパスは、そのまま活用できなかったので、お客様の課題や提供価値を深堀するためのフレームワークとして「バリュー・プロポジション・キャンパス」を使って、お客様が提供されると嬉しいこと、嫌なことを上げていくことによって、だいぶ、課題や提供価値を整理することが出来ました。

売れるビジネスプランを作る・・・というのが、難しいので、(簡単に出来れば、皆がお金持ちになってる(笑))ChatGPTを使う以前に使いこなす側の人間の着眼点が重要な気がしました。


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