ルール思考はマネージャ失格

組織に属する者として、ルールを守るのは絶対条件だと思います。でも、マネージャがルールに沿って思考してたらダメですよね。今回はそんなことを書きます。

ルール駆動なマネージャ
私の所属する会社にもいるようです。ルール駆動なマネージャが。私としては首をかしげてしまう行動なのですが、そんなマネージャの行動が耳に入ってきます。「会社のルールは絶対だからな。」「これは会社のルールだからな。」「会社のルールだから仕方ないよな。」などなど、会社のルールを絶対正義としてマネジメントする方がいるようです。確かに、メンバーから会社に対する都合の悪い発言や指摘を受けたとき「ルールだから。」で両断するのはとても簡単です。でもこのような発言や行動はマネージャ失格だと思っています。

そのルール、絶対正しいの?
ちょっと前に「正しさの根拠」という記事を書きました。マネージャが振りかざす社内ルールについて、本当に正しいのか常に疑問をもっています。ルールは過去に誰かが設定したものにすぎません。設定した時と現在では環境が全く同じとは限りませんし、現実に沿っているとも限りません。ルールとは、限られたドメイン内で機能しているだけで、その時々で絶対に正しいものとは限らないのです。

ルールに沿って思考するのはマネージャ失格
企業内統治として、ルールを守らないのは話になりません。でも、マネージャがルールに沿って思考し始めたらもっと話になりません。ルールに沿って行動するのは当たり前ですが、ルールに沿って思考している場合、そこから良くなることは絶対にありません。正当な手続きを踏んだ上でルールをより現実に沿ったものに変えていくのがマネージャの役割だと思います。
繰り返しますが、ルールを守るのは絶対条件です。でも、ルールが絶対正しいとも限りません。それを現状と対比させながら、より現実に沿った、みんなが気持ちよく行動できるルールに改定していくのがマネージャの役割だと思います。

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