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「怪物」と出会ってきたよ!

noteで出会った油彩画家のひろ生さん、一昨年前の近代美術協会展の出品作を記事内で拝見してオッ!?これは実物で体感しないといかんものだ、とずっと思っていてようやく実現できました。

第59回 近代美術協会展
怪物〜邪(よこしま)な歯を生成する胎(はら)

葉月広生

大小9点を組み合わせて、ひとつの作品
人物身長は160cm+靴 こんな大きい作品です

大きな作品とあわせて9点で1つの作品として構成されていて、この配置も作者の熟慮に熟慮を重ねたというもので、時と場により変わる事もあるそうです。
作者noteでは作品の部分だけの掲載が多く、それだけに実物を見てみるとゼったい全体像を載せるべし、載せて〜!と思いました。

部分に秘めたものもあるけれど、全体の流れ動き広がりを感じることで伝わってくるものが違うと思うのでした。

とはいえ部分部分を目を凝らして見ると、ヒモや布きれ、段ボール、足袋のコハゼ、その他多様なのものが絵の具の中に埋め込まれていて立体感があり現物の面白さなのです。

それら散りばめながら絵の具を塗り重ね重ね、擦り削りして作り上げた絵の具の層のマチエール、それらが生み出す色彩。筆の動きの痕跡。
そこから受ける複雑な感覚。それが全体につながっていくのでした。

仕上げにシュロの紐で縛り上げられた作品は、作者の爆発する心の中と外側とのせめぎ合いの中で生成されたものと思いました。

ひろ生ちゃま今年は、体から(骨から)歯の生える不思議さに虜になったそうです。(もっとしっかりした説明をしてくれたのだけど。ゴメン)

今まで産土をテーマに、そこからの宇宙など、産、胎、生、などもひろ生ちゃまの創造の原点になっているのではと推察。

ご本人は、展示前のnote記事で「不機嫌パワーが爆発して、モンスターを生み出してしまった」とか「ドロドロ」とか書かれていたので、拝見する前はどちらかというと恐ろしげな暗い作品なのか?なんて思ってましたが。

私はそうは感じられなかったな。

隣から、小鳥が可愛く囀るように制作のあれこれなどを話してくれたひろ生ちゃまご本人の持ち味にも影響されちゃったかも。(^^)


元気に爆発してるし!(笑)
やっぱり一番大きな作品、
多次元宇宙の奥深い層から生まれいでた、邪な歯の怪物が宇宙の輪廻を突き抜けて突っ走り飛んでいく、、大きく羽を広げ花を咲かせて、、

見飽きなかったです。色彩も実際みた方が美しいです。

そして何より、楽しい!楽しいよね!って心に響いたよ!

創る楽しさが溢れているように感じたのです!

ひろ生ちゃまがリスペクトしているという先輩の作品も見せて頂きましたが色彩の気持ちの良い作品で、やっぱり『楽しいね〜!』と笑顔になリました。

描く中では山あり谷あり、ほんとにやめたいくらいきつい時もあるけどさ、
やっぱり楽しいんだよね。(^^)

ひろ生ちゃまと絵のことや他のことまであれこれと、いつの間にか2時間半過ぎるほど楽しくおしゃべりしてしまいました。

平日で他の見学者さんが少ない時間帯でもあり、ついつい、、止まらず。ちょっとごめんなさい(^^;

他の会員の方も、とても温かい雰囲気でいらっしゃって、私たちを包んで見ていてくれている感じがしました。
ありがとうございました。

ひろ生ちゃまとnoteで出会えたこと、実際に会え作品も見られたこと、Happyです❤️

左下の赤が奥深い空間につながっているように感じられた。この画像だとちょっと感じが出てない
爆発する自画像。私は右下にブチ猫発見!あくまで個人の感想デス(^^;
真っ黒な一枚も重要なのです
右上の中央近くの丸は無意識の紅。
下の蒼は深い。静けさの中の怪物
キャンバスじゃないんだよ

まだ火曜日までやっています。
実物をご覧になれます。
他作品は、ざっと見ただけですが抽象的な絵が多めで、具象的なものなどもあり多様でした。


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