20240212

2月12日。あっという間に2月も中旬に差し掛かろうとしている。結局今月は曲を作っていない。1月の終わりには殆ど骨組みが出来上がっていた曲があるのだがフルコーラスの展開と歌詞が全く出来ていない。

なるべく嘘は書きたくないと考えている。
それっぽい言葉や描写は歌詞にすると聞こえが良いのだが、耳障りの良い嘘になりやすい。
ここで言う嘘というのは歌声と感情からの乖離だ。
書いた本人がその歌詞を書いた時に感じていたことを歌唱で再現できないとき、その言葉は嘘だと思っている。
難しい言葉なら感情が深く、軽い言葉なら薄いという訳では無い。自作自演する本人の生の感情が等身大のサイズ感で歌詞に出来るかという話だ。
本人の感情と選んだ言葉の距離が正しい時、初めて"歌"になると思う。
文法の正誤では無く、人によってその時それを伝えるのに適した言葉の順番や声色(=音色)がある。
ニューヨークで生まれ恐らく英語と日本語両方に揉まれた宇多田ヒカルのデビューシングルのサビが『It's automatic そばにいるだけで』で始まらなかったらここまでヒットしなかったのではないかと思う。これがもし、後半に英語が固まっていたらもう少し日本的だっただろうし全て英語でも当然お茶の間にウケなかっただろう。

ちょっと長くなりそうなのでこの話はまた今度。
また明日。

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