【読書】自己満足読書にさようなら!
★基本情報
『読んだら忘れない読書術』樺沢紫苑著
サンマーク出版 / 2015年4月10日発売
2022年7月4日 読了
★書籍の紹介
本を読んでも、読んだ内容をすぐに忘れてしまう。読んだ瞬間は、人より賢くなった気になったり、わかったつもりになったりするが、実践に移すことができない。そんな自己満足で終わらせないための、読書術に関する本。精神科医の筆者が脳科学に基づいて、教授する。
★5個の抜粋ポイント
1.本の選び方 守破離読書法
いきなり難しい本を読まない。自分の専門外の分野はまず、入門書から始める。
守破離とは、、、
守:初級。師についてその流儀を習い、その流儀を守って励むこと
破:中級。師の流儀を極めた後に他流を研究すること
離:上級。自己の研究を集大成し、独自の境地を拓いて一流を編み出すこと
2.本の探し方 お役立ち情報
・ビジネス書のサマリーが読めるメルマガ 藤井孝一氏の『ビジネス選書&サマリー』
・新聞などの「〇〇の専門家が選ぶ今週の1冊」を参考に。
・アマゾンがレコメンドする本。自分にとって必要な本を世界最高水準の人工知能がお勧めしてくれる。
3.本の分類
偏った本ばかり読まないように適度に気を付ける。
超短期投資:ネット情報、新聞、週刊誌
短期投資:ノウハウ本(いますぐ実行できる)
中期投資:仕事術、勉強術についての本(働き方や勉強法)
長期投資:思想、哲学、生き方についての本(心の栄養)
4.本の読み方
・4つのアウトプット読書術
①本を読みながらメモを取る
②本の内容を人に話す
③本の感想や気づき、名言をFBやTwitterに投稿
④FBやメルマガに書評、レビューを書く
・制限時間を設定して集中力を高める
今日一日でこの本を読むと目標設定をすると、緊迫感が出るので集中力が高まる。制限時間などが迫ったハラハラした状態で分泌されるノルアドレナリンによって、記憶に残りやすくなる。
・ラインを引く
「ああそういうことか」という自分にとっての新しい発見、「気づき」が得られた部分にラインを引く。「自己成長につながる気づき」や「自己成長に役立ちそうな言葉」があればラインを引く。
・追想法
次に目が覚めた時には、問題の解決方法を思いついていると強く念じて眠りにつくと朝にひらめきが起きやすい。湯川秀樹博士やトーマス・エジソンも活用。頭にインプットしてから眠るのが良い。
・本の内容は少し背伸びする
人間の脳は自分の能力よりも少し難しい問題に取り組んでいるときに、最も活性化する。ドーパミンという脳内物質が出るから。ドーパミンが分泌されると集中力がアップし、記憶力も強化されるから。記憶に残りやすく学びの効果を最大化できる。
・作者に会いに行く
そうなりたいというあこがれや敬意をもってメンターに何度も会うと、メンターの言葉や行動が自分にしみこんで、実際に自分もメンターに近づいてくる。また、自分が尊敬する人の考え方や行動、その他すべてをまねると、いつの間にか学んでいる。
5.本の予算について
読書予算として月1万円、年12万円を確保する。買いたい直感が100%購入につながる。
★3個の行動ポイント
・アウトプット読書術の実践。
・制限時間を設定して、だらだら読まない。
・その分野の専門家が薦める本から読み始める。
★好きなことば
ワクワク感に包まれていると近位分泌されているのがドーパミン。満足感、充足感、幸福感に包まれ、またその幸福感を再体験したいので同じものを欲求するようになる。幸福な瞬間をより多く記憶できれば、私たちは幸せに生きることができる。幸福物質であるドーパミンが記憶を促進するのは、人間が幸福に生きるために組まれたプログラムともいえる。
★ひと言まとめ
改めて読書と自分に向き合いたい人が、最初に手に取るのにお勧めの本。限りある時間で読書時間を最大限活用する方法がわかりやすくまとめてあり、非常に勉強になった。
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