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最もリターンが大きいのは、いつの時代でも「自己投資」

 最近の株価を見ると、バブってるな~と思います。
 中国の不動産デベロッパー「恒大集団」の債務不履行とか、COVID-19の感染拡大で行き場を失ったお金が投資に向かうとか、将来が不透明な時代にありがちな「資産運用」の行き過ぎた流行とか、いろんな理由があるのだと思います。

 ただ、私のまわりにも、仮想通貨とかFXへの投機(投資ではないと私は言い切ります!)やら、人口減少トレンドでもやっぱり不動産に投資する土地神話、身近なところでは宝くじの根強い人気とか、バクチを投資だと勘違いして「あぶく銭」をねらう人がいなくならないのは、今昔を問わずなのでしょう。

 たしかに、私のまわりにも株式投資で儲けた友人がいました。これは15年以上前の話です。
 起業して居酒屋を2店舗経営する友人がいたのですが、儲けたお金をひたすら株式投資に突っ込み、1500万円くらいの元手で、数年後に1億円の資産を築いたと聞きました。
 ところが、2008年くらいだったか、リーマン・ショックによる大不況が到来。結局、資産は溶けてなくなってしまったといいます。ま、そんな話はゴロゴロしているので、ほんの一部のギャンブルに勝った人の話は、話半分で聞くほうがよいかと思います。

では、この混沌とした世の中で、
いったい何に投資すればいいのでしょうか?

 結論から言うと、「自己投資」一択です。これは、いつの時代でも変わりません。
 絶対に、確実に、投資したお金以上のリターンがある。これは、実体験からも、私が読書やセミナーで知った多くの成功者の話からも、まちがいのない事実です。

 多くの方と同じで、私は会社を興す前、サラリーマンをやっていました。
 正直、給料はかなり安かったので、最初の「自己投資」はお金ではなく、自分の時間の投資です。つまり、人よりも多く仕事を抱え、いっぱい残業をする。土日とか祝日も出勤して働くという方法です。稼ぎが少ない段階では、自分の最大の資産である「時間」を将来のために投資するしか方法がありません。

 そして、仕事ができるようになると、徐々にお金に余裕が出てきます。ここから、ようやく「お金」を使った投資をするわけですが、間違っても、借金をしてマンション投資をするとか、「はした金」で月々のNISAに投資するというのは、おすすめできません。
 ここでは、仕事で収入を増やすための、知恵や専門性を高めるために「書籍」を買って読むとか、自己啓発の意味で成功した人の「講演」や「セミナー」に参加してみるとか。お金を使って成長のスピードを買うのが、正しい投資です。
 なお、自己投資ですから、会社の経費を遣ってはいけません。ここは重要なポイントで、自分のお金を遣うからこそ、真剣に自分のキャリアと向き合えるものなんです。

 こうやって収入がアップした後は、ますます社内での存在感が高まるので、出世の可能性も大いにあるでしょう。もし社内で評価されなくても、そのスキルを高く評価してくれる会社からヘッドハンティングの声がかかることも、期待できます。もちろん、この段階では思い切って将来に投資し、起業する道もあります。

 出世するにしても、転職するにしても、起業するにしても、仕事がもっと忙しくなり、お金を遣う時間がなくなれば、さらにラッキーです。そのお金を、ようやく株式投資や、思い切って不動産投資に遣うことができるからです。

 投資には順序というものがあります。
 20代~30代前半は、「自己投資」が最もリターンは大きいし、最大の利点はノーリスクだということ。絶対に損をしない投資だと断言できます。

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 最初の1~2年は、投資した分のリターンは得られないかも知れません。
 ところが3年、5年、10年と時間が経過すると、それまで投資してきたお金とか時間は、その何倍も、何十倍もになって返ってくるのは確実です。

 特に「時間」は誰もがもつリソースで、1日24時間と平等です。そのため、時間の使い方を変え、できるだけ仕事に時間を投入することは、リターン確実の最高の投資法だといえます。

 ましてや、いまや、「働き方改革」で仕事を減らしたい人が増えているし、「投資ブーム」でますます目の前の仕事から目をそらす人が増えています。
 つまり、人よりもちょっと頑張るだけで大きく差をつけられる、素晴らしい時代だと思うんです。

「たくさん仕事をしても、上司が評価してくれるとは限らない」

 たしかに、1年や2年では、努力は報われないのかも知れません。でも、あなたが頑張る姿を見てくれている人が、最低2人はいるんです。それは、、、

「自分」と「神様」です(笑)

 「これだけ時間を費やして努力した」「専門性を高めるために、誰よりも勉強した」

 この事実は自分自身が一番よくわかっているし、神様が応援する人を一人だけ選ぶとすれば、「頑張らなかった人」より「頑張った人」にちがいありません。
 信じるかどうかは、あなた次第です。

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