その1時間何に使う?

20代の終わり頃、中国の広東省のはじっこ~にある田舎に、1年程住んでいた時がありまして、そこで少しの中国語と広東語を覚えてきました。

月日が流れて行くにつれて、言葉をどんどん忘れていってるのが気になって…その頃使っていたテキストを引っ張りだし、取り合えず1ヶ月、毎日1時間復習してみようと勉強を再開したのですが、

まあ、身が入らない笑😅

時間が経っているとはいえ、以前習っていることを復習しているだけだから、難易度は高くないはず。

興味を持つ為に、中国語の歌聞いたり、ちょこっとドラマ見てみたりしたけどイマイチ。

何とかムリクリ1ヵ月やりましたが、勿論それ以降はやっていません。笑。

ちょっと動機がまずかったなと。

今回、覚えてきた言葉を忘れるのも何だし、せっかく復習をスタートしたのだから止めたら勿体ない。と思ってました。。。

     
      *  *  * 

ファイナンスの概念で「サンクコスト」と言う言葉があるそうです。すでに支払ってしまい、回収出来ない費用のことを指します。

そして私たちは生活の中で、費やした費用や月日をサンクコスト的な要因と見る事があり、

そこをクローズアップしてしまうと、今まで費やしてきたのだから…とその後のベストな判断がしづらくなるそうです。

ずっと持っている本だから…捨てられないな。

今までずっとしてきた習い事だから…止められないな。

何か月も前から準備してきたプロジェクトだから…中止には出来ないな。。

でも、大切な事は闇雲に現状維持するのでは無く、これから先、得られる利益があるかどうかを見極める事。

今回は強い必要性も無かったにも関わらず、なんとなく始めた勉強を、止めるのは勿体ないと言うことで1日1時間×30日=30時間を消費してしまった。というお話でした。

30時間なら平均的な厚さのビジネス本なら、7、8冊くらい読めるのかな。

ま、今回は対して身にはつきませんでしたが、いつか中国に行くことがあったら「ヤバい!喋れない!」とめちゃ集中して勉強し直すと思います。

それでいいんです。

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