知ること。

先日、Patagonia 元日本支社長の辻井さんと対談しました。

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ラジオ配信[仕事とエシカルについて]Patagonia 元日本支社長 辻井さん
Vol.1 https://stand.fm/episodes/5edb478633ca4e1906702447
Vol.2 https://stand.fm/episodes/5edb766d00ec6e705b3b2909

もはやメンター的存在の辻井さん。
改めて精神的なストレッチが出来て、次の行動への準備ができた気がします。

主にエシカルと仕事の2分野についてのお話でしたが、その話はとても興味深く、これからの生活に大事な事柄が詰まっていました。
まさに「学校では教えてくれないこと」。環境や仕事、世界で起きている問題に意識を向けようと思っている人にオススメです。
本当にわかりやすく地球の課題を解説してくれています。

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僕自身の生活の指標としても
ラジオを120分も聴けないなぁ〜という人の為にも
その中でグッときたハイライトをいくつか記しておこうと思います。


・コロナ禍でわかったこと

食べ物を作れることの価値
健康を保つことのの価値
ありがとうと言える価値
人にとって大事な事と社会にとって大事な事が、こういった価値だということがわかった。

仕事では、「お金をもらう」という考え方ではなくなってくる。
AIの発展で、人間にどんどん時間できたくるので。
AIやロボットには出来ない人間らしさが重要視される流れになる。

・自分らしさを出していくこと

生きることと近く、遊びとも近い感覚で、自分らしさを出す。
誰かのために役に立つこと、「仕える事」が仕事の本質になる。
それは、儲けたいという気持ちより優先される。
自分らしさを出し、役に立つ仕事をすれば、上記でお伝えした「ありがとうと言える価値」に繋がり、役立った分の対価がお金や物々交換で必ず返ってくる。

・決断の前にとにかく情報を集めること

情報がどこからでも入ってくる社会で、表面的なNEWSや、断片的なウワサだけで判断することは、非難や争いが生まれる火種となってしまう。持論を発信する時は、賛成意見・反対意見どちらの意見にも耳を傾け、ひとまず中立的に情報を集めることが大事。
物事を多面的に捉えることがとても重要になる。

ほとんどの課題が複雑な課題。
困難な問題と複雑な問題は全然違う。
「困難な問題」は、ジクゾーパズルの100万ピースのように、とても大変だけど、コツコツやればいつか終わるもの。
「複雑な問題」は、ルービックキューブ型と言われていて、関係者が多い。
赤が正しいと思って赤ばっかり揃えようとしていると、黄色がぐちゃぐちゃになるような感覚。
今の世の中の問題は、このパターンばかり。
だからこそ、しっかりと多方面の意見と対話をしないといけない。

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他にもたくさんのハイライトがありましたが、今の自分に刺さったのはこの辺りのお話でした。

・辻井さんにとってのエシカルとは

環境に配慮、子供に配慮、地産地消に配慮。
「利他(他の人の為)の行動」がエシカル。

「自分自身がSTAY HOMEしたら、自分は感染しなくてすむ。」が利己的考えだとすると
「自分自身がSTAY HOMEしたら、他人に移さずにすむ。」が利他的な考え。
もし保菌していたら、運んでしまうかもしれない、社会に移してしまうかもしれないという気持ちが、エシカルな考え。
倫理として、同じSTAY HOMEという行動だとしても、考え方で利己と利他で差が出る。

一つの行動指針として、こういった意識は「心の持ち様」として大事だと思った。

・The more you know, the less you need.

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スタッフまりながライブ配信中にポロっと言った言葉が「The more you know, the less you need.」という、Patagoniaの精神的な格言。(元はインディアンの諺のようです)

モノと情報に溢れたこの世界で
The more you know, the less you need.
"知れば知るほど、必要なものは少なくなる"
という思考もグッときた。
欲しいものを買うのではなく、必要なものを買う。
これからの生活は、こういった意識も持ちたいと思う。

環境危機が自分ごとに感じれる様に、一つづつ丁寧に解説してくれた辻井さん。
本当に貴重な時間でした。
みなさまの意識の片隅に、「エシカル」が少しインプットされて、何か行動するときに、頭をよぎれば幸いです。

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