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第2回胃カメラ検査

健康診断で胃と腸が引っかかった。

胃に関しては、ここ2年ほどバリウム検査で要経過観察だったため、今年はバリウムをやめて、胃カメラ=胃内視鏡検査にした。

そもそもバリウムは、ゲップを我慢しながらグルグル回転させられたあげく、「よく見えなかった」みたいな結果がでることもあり不満だった。

健診を「バリウムなし」にしてみたら、3、4千円くらい安くなった。ちょうど胃カメラ分浮いた感じなので、来年以降もバリウムをやめて胃カメラにしようと思う。

さて、胃カメラは、4、5年ほど前に1度だけ経験している。人生で1、2を争うほどキツい時間だった。

「吐かないで! 吐かないで! 飲み込んで!」と何度も医師に怒鳴られ、涙が止まらなかった。

あんなナマズみたいな太い管を口から入れて胃の中をカメラで見るというのは、なんというか、一番最初に思いつくけど、「いやいやさすがにあり得ないでしょ」と失笑されるような、あまりに安直というか原始的すぎないだろうか。

なにに、車が空を飛びそうな2022年でさえ鼻から以外の代替案がないというのは、結局、一番、確度の高い検査方法なんだろう。

仕方がない。とはいえ、あんな思いは2度と嫌だ。今回は鎮静剤を投入し、眠っている間にやっていただくことにした。

点滴の針を血管に刺された瞬間はちょっと緊張したが、

先生が現れ、「はい、じゃあ眠くなるお薬いれますねー。お酒に酔ったみたいにグルグルまわってきますから」という言葉に、「あーほんとだ、なんかグルグルしてきたわわわわ・・・」と思って、気づいたときには、覚醒する薬を投入された直後で「はい、終わりましたよ」と万事終了していた。

素晴らしい! 1秒もツラくなかった。

後で聞いたら、お酒に弱い人の方が薬が効きやすい傾向にあるらしい。ただ同じ人でも今回だけは効きが悪いみたいなこともあるようで、一概にはいえないそうだ。

苦しむこともなく終わったので、よかったのだが、検査結果はよくなかった。

軽度逆流生食道炎、食道ヘルニア、萎縮性胃炎とのこと。

何よりいないはずのピロリ菌がいたというから驚いた。

確か6、7年くらい前の血液検査で、ピロリ菌はいなかったはずだが。その旨、医師に伝えると、

「血液検査だと、まま、そういうことがあるんですよ」とのこと。何のための検査なんだ。

ともかく、今回の胃炎もろもろの異常はこのピロリ菌の仕業に違いない。

さっそくピロリ菌を除去する。朝晩1週間錠剤を飲み続け、1ヶ月半頃にピロリ菌がいなくなったか調べるという。この検査は呼気でいいらしいので楽だ。

除去率は90%。仮にダメでも、再度1週間薬を飲めば除去率は99%というからまあ大丈夫だろう。

今回胃カメラを飲み込んでおいてよかった。
ピロリ菌がいないと思い込んでいたら、いつまでも治療せず胃炎がどんどん悪い方へ進んでしまっていたかもしれない。

よかった。よかった。

と思ったのも、つかの間。

胃カメラ直後に届いた健診結果で、便潜血検査が陽性だという。

血便なんて人生初だよ。

若干の不安を抱えながら、人生2度目の大腸内視鏡検査を予約した。

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