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北海道自転車旅⑧浦河→千歳

いよいよ最終日。
昨晩は2時頃にクレーマーが宿に来ていたようで、ずっと大声で店員ともめていた。声がガンガン響いてきて、困った。このまま出発しようかとも思ったが、頭が痛くて、やめた。寝不足だ。

明け方すぎに雨が降り出す。この旅、初の雨。ただ予報ではすぐに止む。
6時半過ぎに雨が弱まったので、7時前に出発。以降は曇り。天気に恵まれた旅だった。
海沿いを苫小牧方面へ走る。多少の坂はあるが、ほぼフラット。かなり快調。

門別に競馬場あり。だから、この辺りはサラブレッドのふるさととか、競走馬関連のものが多いのか。都市部に近づくにつれ、交通量も増えていく。

空港まであと20キロのあたりで、無人のまっすぐな道にでる。思いっきり走る。自転車の最大の魅力は、この自己解放感だと得心する。めちゃくちゃ気持ちいい。そして、14時前。7時間弱で、125キロを走り、空港着。最終日が一番速かった。

8日間で1530キロ。走ってばかりの旅だったが、目標通り連日200キロ走ることができたのは自信になった。
体力もかなりキツかった。疲労困憊だけど、ゴールが近づくにつれ、次の旅の計画を考え始めているのだから不思議だ。

疲れるけど、やっぱりこの自己解放感は、他ではなかなか味わえない自転車の魅力なんだとよくわかった。
北海道のスケール同様、達成感の大きい旅だった。

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