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『先生、ソーシャルワーカーになりたいです。』

 子どもが夏休みになり自宅にいるので、自分も夏休みと勘違いして、仕事遅刻しそうになり「なんでおれだけ働かないと行けないんだ!!」と子ども(と妻)に憤っているソーシャルワーカーみちたです。
#大人げないおじさん #宿題は最終日に終わらせるタイプ
さて。
今日はキャリア相談をしてみて、自分の仕事の原点を振り返ったことをテーマにお話したいと思います。
ちょっとだけプライベートなことを出しちゃいます。
お前のプライベートなんて興味ねーよという方は💀マーク押してください。

『ソーシャルワーカーになりたい』

 こんな本を見つけました。

 ソーシャルワーカーになりたい人に向けた本かなと思って、概要を見てみると、
「使える資源の量は多くなったけれど、自分達が動かなくても既にあるもの決められたものの中で行う業務となってしまったソーシャルワーク。だからこそ、そこに「人」が介在する意味を問い直したい。自らの実践を解体し対話を重ねる中からソーシャルワークの本質に迫る、ふたりの支援者からのメッセージ。」
と書いてあり、まさに今自分がジレンマを抱えていることとドンピシャの内容。
そう!
支援を言語化できてない、もぐら叩きの毎日。
これって自分が目指したソーシャルワークなのか?
自分しかできないことができているのだろうかなどとずっと考えていた。
読みたい!即ポチッとな。(#アマゾンプライム最高)

「ソーシャルワーカーになりたいと思い続けること」

読み終わって思ったこと。
ああ、自分はまだ「ソーシャルワーカー」になっていなかったんだな。
とすっきりしました。
そう、まだ発展途上なんです。
46歳ですけど。もうおっさんですけど。
たぶん、ずっとこのさきもずっと「ソーシャルワーカーになりたい」と想い続けるだろうなぁと。
けど、それって素敵なことだなと思いました。
あのとき、「こんなソーシャルワーカーになりたい!」と思った理想をまだ目指して進んでいけるから。

自分が初めて遭遇したソーシャルワーカーという存在

 一般企業で働き、福祉施設の事務職になり、なにか資格を取ろうと思いたち、
社会福祉士という国家資格を取りました。
「よっしゃ、これで俺も一人前のソーシャルワーカーだぜっっ!」
と、意気揚々と社会福祉士会にあるホームレスの巡回相談をしている委員会に入らせてもらいました。
まったく知識もスキルもないペーペーのくせに。
で、結果もちろんなんの役にもたたないし、オロオロして邪魔なだけの存在。
自分のちからの無さを痛感致しました。
そのときのホームレスの方々、ごめんなさい。

 ただ、そのとき一緒に活動した先輩ソーシャルワーカーや支援者の方たちを間近でみて、「これがソーシャルワーカーか、すげぇ」と肌で感じたことが、自分のソーシャルワークの原点になっています。
「ないものは作る、アクションを起こす、クライエントをアドボケイトする」を普通にやってました。
さらに、クライエントとの距離感、信頼関係の作り方、寄り添い方、動きや言葉、すべてその時の自分には到底できるようなことではありませんでした。
 ケースワークからそのケースを取り巻く社会課題の解決を目指す。
地域や社会とつながり、クライエント自身が自立できるよう関わる。
それができるのがソーシャルワーカーだ。
と、まざまざと魅せつけられました。

のほほんと施設や病院という箱の中だけで仕事をしていても、自分はあんなにはなれないと思いました。
そこから、自分が目指すソーシャルワークができる環境を目指し、地域包括支援センターに転職したのは数年後。

そこからの実践(失敗談)はまた別の機会で。

あなたは、なぜ福祉の仕事をしているのですか?
あなたのしている福祉の仕事とはなんですか?
ソーシャルワークの魅力はなんですか?
とだれかに聞かれたときに、堂々と答えられるようになりたい。
この本を読んでそう思いました。
と、いうお話。

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