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どちらでもいい、わかれ道

冷たくて 重くて 固くて 卑屈で
意地悪で 邪悪な 自分なんて、すぐに顔を出す。
すぐ裏側にいる、なんてもんじゃない。
なんならずっと、同じ場所にいる。

常に そっち側だけ封じ込めておくことなんて
なかなか出来ない。
というか…。そっち側が無くなったら
こっち側も 見えなくなってしまうような気がして。

今 書いてる この文字みたいに
黒いインクだけじゃ、言葉を現すことも出来ない。
同時に、受け止めてくれる 何かが無いと。
境界が無くなると、何も見えなくなってしまう。
まっ暗闇じゃ、光だけの世界じゃ、
自分の姿すら見えない。

それでも、出来れば、あたたかくて 優しくて
やわらかい自分で いたい。
だから、冷たい 意地悪な 固い自分を 味方につける。
冷たさ、重さ、固さ、意地の悪さに
気づけば こっちのもの。
きっと、それに 気づけるのは、同時に
あたたかさ、やわらかさ、軽さ、優しさがあるから。
こっちを知ってるから、そっちが見える。

ほんとは、どっちもある。
ほんとは、どっちであっても良い。
自分を責めて、目をふさいでしまわずに。

毎回じゃなくて良い。
ゆっくり、そーっと 目を閉じて 息を抜いて
選びたい方を、選んでみる。
そのまま しばらく息をして、
また、ゆっくり そーっと目を開けて。

選びたい方を、選んでゆく練習。
毎日、毎日。
どっちもあるまま、こっちを生きることは
きっと出来る、はず。やっていけばいい。









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