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味わい手放す

なんのために生きてるんだ?
なんて、考えたことの無い人はいないだろうな。

その問いに、今の時点でどんな解答をするかは
本当にそれぞれだと思う。
それでいいと思う。正解は決まってないんだから。

今までの私の解答は
「体感、感情を味わうため」だった。
でもなんとなく少し、行き場の無い感じがしてきて…
ここで行き止まり感があるというか。

自分のところで停滞、蓄積させてる感。
“味わうことへの執着心”が隠れてた。

もっと通りすぎるように。
鮮やかに味わったら、流れていくのが、自然。

体感も感情も、意味も理解も、
とどめようとすると、にじんでしまう。

味わうことと、解放していくことは
ふたつでひとつ。
引き離してしまったら、おかしなことになる。

味わい手放す。

この、通りすぎる感覚が
味わいという言葉の、言いたいところなのかも。

からだの中まで、風が通り抜けてるみたいに
水が流れてるみたいに、気持ちがいい。

体感、感情、出来事、意味、
全部流れなのに、せき止めてしまってたんだな。

なんか、色々面白いことになりそうな予感…。

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