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ちょいちょい書くかもしれない日記(揉まれる)

先週の日曜以来、とにかく新幹線や電車での長距離移動と車の運転が多く、講義で板書からの振り返りが頻繁にあり、その結果、首と腰が激しく不穏だ。
ちょうど月に一度と決めたマッサージの日だったので、これ幸いと行ってきた。
いつもは腕と手指、それに頭から肩をほぐしてもらうのだが、今回は腕をパスして、ボディケアを入れてもらうことにする。
腰が駄目なときに、腰だけ揉んでもらっても意味がないことは、膝を怪我してリハビリに通っていたときに学んだ。
結局、膝の古傷からくる下半身の筋肉の使い方のアンバランスが不調の原因なので、それをできるだけ均してニュートラルな状態に戻してもらうわけだ。
毎月、同じ担当者を指名しているので、私の身体の使い方の癖を把握してくれているのが助かる。
今回は、足の裏から既に凝りの左右差が大きかったそうだ。
頭皮の凝りは、ほぐれるのが早くなってきたので、ヘッドマッサージャー活用を続けるようアドバイスされた。

「一ヶ月が過ぎるの、引くほど早いですね~」などと、時間が決まっている中で他愛のない話ができるのもいい。
仕切りがカーテンなので、隣のブースの話は聞くともなしに聞こえてくる。ゆえに本気でしょーもない話しかできないのだが、それはそれで気楽でいいものだ。
隣のブースの人は、たぶん年配の女性で、近くに住む孫が、毎朝「おにぎりを回収しに来る」という話をしていた。
母親が持たせてくれる弁当とは別に、お十時よろしく、二限目が終わったところで食べる特大のおにぎりが必要なのだそうだ。
孫氏はいつもギリギリで家を出るので、祖母宅のインターホンを鳴らして……などと呑気にやっていたら学校に遅刻してしまう。
だからいつも、作ったおにぎりを袋に詰めて、門扉に引っかけておくのだと言っていた。
なんだか光景が目に浮かぶようで、いい話だな~と思いながら、あちこち揉まれてきた。
いつか孫氏が大人になって懐かしく少し寂しく思い出すのは、何よりその門扉おにぎりのことなのだろう。

帰宅したら、ヤングコーンが届いていた。
ゲラを読み通してから、むしって料理しようと思う。
冷凍庫にホタテ貝柱があるので、ヤングコーンとそのヒゲとともにかき揚げにする。
衣は必要最低限にして、ヒゲをさくさくに仕上げたい。
塩ぱらりで食べるつもりだけれど、こないだの「芋の友」が合いそうな気もする。

こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。