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ちょいちょい書くかもしれない日記(寝てばかり)

今朝は、7時過ぎに長男猫が起こしてくれたので、猫たちの世話をして、お水を飲んで、またベッドに逆戻りした。
常ならぬ姿に心配した長男猫は、その後も何度か「大丈夫ですか?」と訊きに来てくれたのだが、結局起き出せたのは昼前だった。
あまりにもしんどかったし、起きてもまだしんどい。
とりあえず心身を目覚めさせるため&必要に迫られて、外の階段と溝の掃除をした。
あんまり秋感はなくても、落ち葉の季節、到来である。
溝の中に生えた雑草がストッパーの役を果たして、隣の敷地まで落ち葉の塊が流れていかなかったのはよかった。
下り坂という地形上仕方がないのだが、ご近所じゅうの落ち葉が、角地に建っているお隣に停滞することになるのだ。
土地を買うときは、本当に多角的にものを考えなくてはならないなあ……とつくづく思う。
昨夜、軽く雨が降ったようで、落ち葉は湿って重い。
今の時期の落ち葉は薄くて柔らかい葉ばかりで質がいいので、ゴミ袋にいったん詰めはするが、何ごともなければ庭の腐葉土穴へ放り込むことにしている。
落ち葉の塊を少し持ち上げてみると、大量のスカベンジャーの皆さんが既に入居済みだった。
おお、よしよし。
ミミズは庭になんぼおってもええですからね!
ケバエでなければたいていの虫はバッチこいである。
落ち葉ごと掬い上げて、ほぼ全員、腐葉土穴へ引っ越してもらった。
ケバエだって、集合体恐怖持ちゆえに触れないだけで、庭には末永くいてほしいと心から思っている。

よく寝て、身体を動かして、少し元気になったので、入院中の母のお見舞いに出掛けた。
何しろ面会時間が午後の2時間しかないため、平日はあまりに狭き門なのだ。
病院の駐車場が狭いので、満車だったら諦めて先に買い物に行くか、と思ったが、運良く出庫する車が一台あった。
するっと滑り込ませてもらう。
受付で面会を申し込んだら、かなりその場で待つことになった。
ああ、家族に気を使って拘束を解いてくださっているのだな、お手数をおかけしたな……と少ししょんぼりしつつ病棟に上がる。
持ち時間は15分以内、と言われた。
「すぐベッドから下りようとするんで気をつけてください。目を離さないように。帰るときは必ず声かけてください」と病棟ナース氏に厳しめに言われる。
昨夜は導尿の管を引っこ抜き、硬すぎると枕を投げたそうだ。
ああ、やっぱりなー。やらかしておる。
当の母はバチバチに怒っていた。まあ、そうなりますよね。
「こんな酷い目に遭わされるいわれはない、娘を呼んでください!」と叫ばれた。
はいはい、呼ばれなくても現れた娘ちゃんですよー。
無駄なことはわかっているが、諦めたらそこで試合終了である。
母が転倒して怪我をしたこと、その怪我の治療のために手術が必要だったこと、手術のあと、できるだけ早くリハビリを始めるのがよいこと、リハビリをしないと寝たきりになってしまうこと、それはよくないと思うので、まずちゃんと立てるように頑張りましょう、とこんこんと説く。
私の声は存外耳に穏やかなようで、母は落ち着きを取り戻し、「そうなのね。頑張るわ」ととりあえず言ってくれた。
たぶん5分後には忘れているだろうが、何かは残るならそれでいいのだ。
だが母は、「こういうときに娘は役に立たない。あなたみたいにわかりやすく説明してくれたら納得するのに!」と、流れる水のように私の悪口に移行する。
おいおい、目の前にいる私is誰なんです?
母にとって「親切な誰かさん」と化した私は、まあとにかくお大事に……と言い残し、あとはナース氏にバトンタッチして病院を出た。
起きる前より疲れた気がする。

母の唇がガサガサで、リップクリームがあるとよいとナース氏に言われたので、病院帰りにちょいと買い物に寄った。
ビックリするほどたくさんの親子連れが、仮装して練り歩いている。
ああ、ハロウィン的なイベントか~!
自治体か何かが企画したらしく、スマホでお菓子をくれる店をチェックして突撃し、お菓子を順番に回収していくようだ。
楽しそうだけど、店の前はお菓子待ちの長蛇の列で、行列が好きでない私などは、そういう感じでいいの……? と思ったが、よく考えてみれば、テーマパークのイベントはたいていそんな感じだ。慣れているんだろうな。
仮装している親御さんは微笑ましいし、色んな服装のちびっこたちは可愛い。お姫様みたいなドレス、堂々と着こなしていて素晴らしいよ。
どこかで衣装を売っているのか、フリーレン様が10人くらいいた。
ああ見えて長生きしているのだろう。
どこにこんだけの親子連れが潜んでいたんだと驚かされつつも、一部の親子の行儀が驚くほど悪い。
お菓子ラリーに参加していない店を覗き込んで、「代わりに、なんかただのもん食うて行けるんちゃうか」と言っているお父さんは思わず二度見した。
ハロウィンは食い散らかしイベントではないと思うのだが。
マジカルなスティックで、「いたっ」と声が出る程度に強く、男の子に脚を叩かれたりもした。
本人は悪びれもせず「やったった!」の顔でニヤニヤしている。
それはトリックではない。傷害だ。
さすがに親御さんに注意した。その勢いで他のちびっ子を叩いたら、顔面を傷つけかねない。とてもよろしくない。
のれんに何とかのリアクションだったので、はあ、なるほどミラーですね、という感じではあった。
でもまあ、そうやってイベントとして企画されるようになったのなら、よかった。
そうでなかった何年も前、スーパーの店員さんが「突然やってきてお菓子をくれって言われても……それってカツアゲですよねえ。お菓子はたしかにたくさんあるけれど、全部売り物なのに」と嘆いていたのを覚えている。
確かにそれは困りますね、と返事をした記憶もある。
楽しいイベント、地域の人とお店にご縁ができる貴重な機会として、安全に継続されるとよいな、と思う。

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椹野道流
こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。