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ちょいちょい書くかもしれない日記(アジサイの剪定)

去年は、新型コロナウイルス感染、そして両親の闘病からの父の死去と、あまりにも夏場のイベントが盛りだくさんすぎて、庭にまったく手を掛けられなかった。
水やりすらままならなかったので、色々と枯れた。
アジサイたちもほぼ立ち枯れになってしまったのだが、ありがたいことに春になると芽吹いてくれて、「生きていた!」とホッと胸を撫で下ろした。
しかし、そういうわけで、花芽が軒並み枯れてしまったため、今年はろくに咲かなかった。仕方がない。生き延びてくれただけでも御の字だ。
花がないことを幸い、早めに剪定して、猛暑を少しでも楽に過ごしてもらおうと思ったのだが、毎年の疑問がある。
①花が咲かなかった枝は切らない。
②花が咲いた枝は、上から二つ目くらいの芽の上で切る。
これがよく言われるアジサイの剪定方法だが、この教えを厳密に守っていると、アジサイの株のボリュームを制御しきれないのだ。
まず、切らなかった枝は、当然ながら翌春、そこからまた大胆に伸びていく。
次に、花がついていた枝を上から二つ目の芽の上で切ると、これまたそこからニョキニョキと元気よく伸びる。
結果として、全体的に一回り大きなシルエットに育ってしまう。
これを毎年繰り返すと……待て待て。年々着実にでかくなるやんけ、アジサイ。
不思議に思って、入浴中に動画を検索しまくっていたら、もっとバサバサ大胆に切ってもいいぞ、でないとどんどん大きくなっちゃうぞ、と言っている人が見つかった(ただ、この人の検証の結果は、「バサバサ切ったら、翌年、わりと切っただけ育つ」だった。やや懸念は残る)。
ですよね? よし、今年はもっと思い切りよく切るぞ、と思ったが、私ほど「思いきりよく」という言葉が似合わない人類はいないのではないか。
石橋を叩いて補強し、その上で誰かに試してもらうタイプなので、すべてのアジサイを元気よく切ることはできず、結局、「茎が細く葉が大きい」、夏に極めて弱い一株を大胆に切ることにした。
朝夕水を撒いても、大きな葉から水分が蒸散してしまい、シオシオになるので、それならばもう切ってしまえ、と思ったのだ。
他の株も、例年よりは深めに切り戻した。うまくいってくれるとよいのだが。
庭仕事は、試行錯誤の連続だし、結果が出るまでに時間がかかることも多いので、不安になりつつも、結局はヤケクソの勢いでハサミを握ることになる。

こんなご時世なのでお気遣いなく、気楽に楽しんでいってください。でも、もしいただけてしまった場合は、猫と私のおやつが増えます。