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HSPが自分を好きになれない理由

適応障害から回復するなかで起きた心の変化をエッセイにし、先日Kindleで出版しました。
これを書くにあたって繰り返し読んでいたのが『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』。

私はHSPなので、適応障害にもなりやすかったのかなと思います。
ストレスに弱い自分がダメなんだよなあ…と落ち込んでいました。自分のことが嫌いでした。

この本によると、HSPの人たちは自分を好きになれないことが多く、自己評価が低いそうです。
なぜそうなってしまうのかというと、自分とはまったく異なるタイプの行動が評価される文化で生きてきたから。
HSPに典型的な「控えめで物静かにゆっくり物事を熟慮するタイプ」よりも、外向的でタフな人たちのほうが、
「健康的で価値がある」とみなされる社会に身を置いているからです。

本来の自分とは違う人間になるように押し付けられてきたのだから、自分のことをなかなか愛せないのも無理はないでしょう、と。

私自身が劣っていて生きづらさを感じるのではなく、
私の持つ気質が世間一般と合わないだけ
なんだ。
今までなんとか周りについていこうと頑張っていたけど、そんなに無理する必要はないのかも。
そう気づいたとき、とても楽になりました。

またこの本では、HSPの人たちがこれ以上エネルギーを消耗しなくて済むように、会社や家での過ごし方や人付き合いの仕方など具体的なところを提案してくれています。
海外の文化が入っているのでそのまま真似するのは難しいかもしれませんが、十分参考になりました。

そして、一つひとつ私に合うやり方を見つけていけば楽に生きられるんだなと気づかされました。
自分の性格を嘆いてダメ出しをし続けるより、これが私なんだと受け入れて日々の行動を変えていったほうがずっと良いですよね。

ほかの人たちから期待される通りの元気なキャラクターでいるのをやめよう。
他の人の期待に応えるために、自分を180度変えようとするのをやめよう。

この言葉に励まされて、「これが私の生き方なんです」と言えるようになりました。
エッセイを書き上げられたのも、私は私のままで堂々としていていいんだ、と思えたからでした。


出版したKindle本、たくさんの方に読んでいただいているようでうれしいです!本当にありがとうございます。
Kindle Unlimitedを利用中の方には無料で読んでいただけますので、ご興味ありましたらぜひ☺


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