みちる

くだらないことを一生懸命考えるのが得意です。日本語をたくさん書くのが好きです。

みちる

くだらないことを一生懸命考えるのが得意です。日本語をたくさん書くのが好きです。

最近の記事

君はロックを聴かない

僕はこんな歌で、あんな歌で、 恋を乗り越えてきた。 それはまさにわたしの恋愛の描写そのものである。 前に書いたけれど、わたしは恋愛に歌を投影させて思い出にするので、歌に勇気をもらったり支えてもらったりも当然するし、それは大概ロック(もしくはジャニーズ)である。 突然惚気るけども、わたしの彼氏はすごく優しい。 気はきかないし、肝心なことは何も言葉にしないし、自分勝手だし、人の気持ちを分かろうとする心はこれっぽっちもない。だけど、すごく優しい人だし、優しさがかわいい人だ

    • 美しい名前

      世界は二人のために 回り続けているよ 世界に二人ぼっちで 鼓動が聞こえるくらいに 突然だけれども私の苗字はとてもありふれていて全国17位だから18位だか21位だかなんかそんな感じの苗字なのだけれど、名前の方は珍しくはないながらにもそんなにありふれてはいなくて、同じ名前の人に出会うことはほとんどない。私は幼少期、その名前が嫌いだった。そんな話 よく聞く名前や漢字を使ったかっこいい字面に、私は憧れていた。ひらがなで聞き馴染みもない私の名前を、私は嫌いだった。名前の総画数が12

      • カサブタ

        大人になりたい僕らの わがままをひとつ聞いてくれ 寝ても覚めても縛られる 時間を少しだけ止めて 中学生は人生で一番不安定で多感で、人生で初めて大きな障害に直面し、自答し乗り越え、大きなものを得たり失ったりする。その3年間で世界は驚くほど広がって、人生で一番感情が揺れ動く。とにかく何かを求めて、持てるだけの全ての感情をフル稼働させながら生きている。その姿はとても美しいのだ。 私は重松清の「エイジ」という作品がとても好きで、表紙がなくなるくらい肌身離さず愛したリアルに愛読書

        • 乗り越しラブストーリー

          ガタンゴトン揺れる僕らは 出会い別れまた恋をして ドンと構えた僕の切符 乗り越しラブストーリー 一生に一度、一生忘れられないほどの恋は、何年経ってもいつ思い出しても、わたしをオンナにさせるのだ。 初恋はたいがいうまくいかない。 わたしは今までの恋に、それは付き合っても片思いでも両思いでも、その全てにテーマソングをつけてしまう。 わたしの過去の恋は、歌によって思い出にされ、歌によって思い出させられる。 たくさんの曲が思い出になったけれど、1番苦い初恋の曲が、1番やさしい。

        君はロックを聴かない

          くせのうた

          知りたいと思うには 全部違うと 知ることだ という歌詞がわたしは好きだ。 コギトエルゴスムみたいな感じがする。 全てを疑い、疑いえなかったものだけが真理であるという思想の中のその「疑いえなかったもの」それすなわち「疑い考えていた自分」であるという提起は、私をはっ とさせる。 疑って疑って、すべてを疑っていくと、疑っている自分だけが真実だということに気付くと言うけれど、そんな自分さえも疑わしい時がある。 本当は何も考えてないんじゃないのって思う時がある。悩みな

          くせのうた